Fender Custom Shop 1960 Stratocaster Relic
しかも、ちょっと珍しいMatching Headstock。
このギターを購入したのは2014年。
もう12年以上も前になるのだと感心する。
当時の納品書を引っ張り出してみると、278,000円(税別)
当時の私にとって、もちろん安い買い物ではない。
しかし、今となってはかなり良い買い物だったことは、このギター本人が証明している。

2012年製 Fender Custom Shop
久しぶりに付属していたCertificate of Authenticityを覗いてみた。
そこには、1960 Stratocaster Relic
Serial Numberはご勘弁願おう。笑
そして日付は、10/5/12とある。
つまり、このギターは2012年頃にFender Custom Shopで製作されたもの。
チームビルトであることは間違いないだろう。
私が購入したのは2014年なので、製作されてから少し時間が経ってから購入したことになる。
2年間、ショップの倉庫で寝ており、刻を越え私の元に来たのだ。

Matching Headstock
このギターで気に入っているポイントがひとつある、それがヘッド。
普通のストラトとはちょっと違い、ボディとヘッドのカラーが揃った、Matching Headstock。
かなりレアな仕様だ。
今回の納品書にも、FENDER 1960 Relic Strat With Matchingと記載されている。
さらにタグには、15109◯◯◯805というPart Numberが残っていて、これを調べてみると、この番号は2012年のCustom Shop資料に掲載されている、
1960 Relic Stratocaster with Matching Headstock
Rosewood Fingerboard
Olympic White
と一致。




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など、ぜひ探してみてほしい。
Certificate 気になる名前
そして、もうひとつ気になったことがある。
Certificateの下にあるサインだ。
そこには、Mike Eldredとある。
その下には、Director Custom Shopと書かれてもいる。
この人物は知る人ぞ知る、フェンダーカスタムショップの最高責任者。
数々の雑誌や動画でも知られる有名人。
Mike Eldredは、Fender Custom Shopを長年率いた人物として、その名をファンに轟かせている。
2012年前後のFender資料でも、Custom Shopの中心人物として紹介されていた。
Fender公式のモデル紹介動画でもMike Eldred本人が、この1960 Relic Stratocaster with Matching Headstockについて説明しているものがある。
カラーが違うが一度見てほしい👇
私のこのギター、マイクが監修をしたということが本人のサインで確認されている。
ギターの面白さは数あれど、こういったアプローチも悪くない。
買った当時は、単純に「白のストラトが欲しい」くらいだったものが、10年以上経って調べてみると、いろいろな背景が見えてきて、ますます好奇心を煽られる。
スペックも、いい
細かなスペックシートは手元に残っていない(全てとってある私がなぜ!?の疑問が残る…)が、当時のCustom Shop資料を見るとこのモデルはかなり本格的な現場プレイヤー仕様だ。
基本仕様として、
- 2 Pアルダーボディ
- メイプルネック
- ローズウッド指板、スラブボード
- 9.5インチ・ラディアス
- 6105フレット
- 60年代スタイルのCシェイプ
- 5ウェイ・スイッチ
- ヴィンテージ系ハードウェア
- ニトロセルロース・ラッカー
- Matching Headstock
- Relic仕上げ
というもの。
古いストラトの雰囲気を持ちながら、ジャンボフレットや指板Rを鑑みると、現代的プレイスタイルや、弾きやすさも取り入れたモダンな仕様となっている。
ギター本来の「鳴り」
スペック表には現れないところを紹介しよう。
このギター、『とにかく鳴る』
アンプに繋がず弾いても、かなり音が響く。
生音が半端ではない。
もちろん音量だけの話ではなく、弦を弾いた瞬間にボディ全体が反応するような感じだ。
質の良いアコギを小さい音で出したい、というコンセプトがもしあり、アコギは使ってはいけない状況(どんな状況だよ)なら、迷わずこのギターをお勧め出来るであろう。
また、私はこのギターをアンプで鳴らすときはBlues.Jr(フェンダー)を使っている👇
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クリーンがキラッキラなこのアンプ、1960との相性抜群だ。
ハーフトーンは絶品。まさに『チャイミー』鈴鳴り、だ。


長年弾いていることで、ローズウッド指板にいい具合の艶が出てきた。
新品の「Relic」で購入はしたが、12年の月日と、私が引き込んできた時間が、出来たてとは違う雰囲気を作り出してくれている。
自分が実際に弾いてきた歴史が、少しずつこのギターを育て上げて来た感じだ。指板の手入れにこだわって来た甲斐もある。
ちなみに私はこのレモンオイルを使っている👇
最高に運指がしやすくなること請け合いだ。
オイルひとつでギターが上手くなった錯覚を得られる。と思う。笑
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Relicに、時間が加わっていく
そもそもRelicというのは、最初から使い込んだような雰囲気を持たせた仕上げ。
傷や塗装の剥がれ、金属パーツのくすみなどを再現している。
さらに面白いのは、Relicだから時間が止まるわけではない。当たり前だが。笑
そこから実際に何年も弾いていけば、そこにリアルな時間が加わっていく。
最初から入っていたクラックとは別に、自分が弾いたことでできた変化も増えていく。
まさに自分自身のかいた汗が、全部このギターに流れ込んでいく感覚だ。※鮎川誠氏に捧ぐ
レリックでも適度なケアが必要。このポリッシュはウェザーチェックを痛めない優れもの👇
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無粋な話をしよう
さて、ここで読者諸兄の一番気になるところを書いてみよう。笑
現在、日本国内で販売されているFender Custom Shopの1960 Stratocaster Relic Matching Headstockを見ると、なんと100万円前後の価格が付いているものがある。
私が確認できたもので、990,000円~1,155,000円程度。
もちろん、これは私のギターそのものの査定額ではない。新品価格でこの金額👆
年代やカラー、状態、オリジナルパーツ、付属品などによって価格は変わるものの2014年に278,000円で購入した同系統のギターを現在で探すと、100万円前後になることは事実。
私のものを売ったらいくらになるか?これは読者諸兄の想像に任せるとしよう。
私の思うところ…◯◯万円……くらいにはなるのかなぁ。
かなり感慨深いものを感じる。

当然、売るつもりはない
ギターという楽器は、長年の付き合いを通して、彼女や奥方のように感じるところがある。
自分の好みや相性で一緒にはいるが、決して私の意のままにはならない。
気まぐれで、生意気な部分も持ち合わせている、とても我儘な存在だ。
そういうもの全部を含めて売却など、できるはずもないのである。
想像するのは勝手だが…。笑
12年前の自分へ
2014年に、278,000円(税別)
当時の自分が、今の価格を知ったらどう思うだろうか?。
きっと想像もしていないだろうし、そんなつもりで買ったわけでもないので、意外ときょとんとするかもしれない。
しかし今の私は確実に「この1本を買っておいてよかった」と思っている。
もちろん、ギターは投資目的で買うものではない。
たまたま金額が上がっただけ。
しかし、好きになって買ったものが長い年月を経て価値を持つ。
これはこれで、少し嬉しい。
自分の奥さんや彼女が、他の人から『気立ての良い人ですね』だとか、『優しそうな方ですね』や『超美人ですね〜』などと言われたら、それはそれは、とても素敵な気分になるだろう。
関連情報
Fender Custom Shop公式
現在のCustom Shopモデルを見ることができる。
1960 Relic Stratocaster with Matching Headstockの仕様
当時のモデル仕様では、アルダー、ローズウッド指板、9.5インチ・ラディアス、6105フレット、60年代スタイルCネックなどが確認できる。
1960 Relic Stratocaster with Matching Headstockの詳細仕様
Mike Eldredについて
Mike EldredとFender Custom Shopの歴史を詳しく知りたい場合はこちらもご一同あれ。
Mike Eldred ― Fender Custom Shopの歴史
