今朝、ワンコの散歩中に、妻とちょっと夫婦喧嘩(軽め)をした。
私たち夫婦は、結婚して約25年になる。その間、喧嘩らしい喧嘩をしたのは数えるほど。新婚当初に何度かあったくらいで、それ以降は、ほとんどない。そして、それすら、もうほとんど覚えていない。笑
そんな我が家に、久しぶりの夫婦喧嘩(エキサイティングの妖精)が舞い降りた。
※ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで」において、松本人志氏が提唱したエキサイティングに由来する。笑
ただ、これが本当に「喧嘩」に当たるのかどうか。そのあたりは、読者諸兄にご判断をお願いしたい。笑笑
静かな住宅街、夫婦の会話がエキサイト
いつもの朝と同じように、次男を送り出した。
コーヒーを飲み、シャワーを浴びた後、妻とワンコの散歩に出たのは午前8時半ごろだった。
学生たちの姿はもうほとんどなく、通勤する人たちも、そろそろ会社へ着くころだろう。住宅街は、いつもの喧騒を忘れているかのような時間帯だ。
ところが、その静かな朝に、私たち夫婦の話が少々エキサイトした。
内容は、本当にたわいもないことなので割愛する。ここに詳しく書いて、もう一度話を蒸し返したところで、私の顔が赤ーくなるのは目に見えているからだ。笑
で、こちらの言い分としては、こういうときは大抵、妻の勘違いから始まるのである。
……と、つい言いたくなるのだが、私も言葉が多すぎたり、回りくどい話をしたりする。伝えたいことへたどり着くまでが長いのも、よろしくないのだろう。これは昨日のブログで話した通り。
妻の解釈もなかなか個性豊かだが、私の説明にも、それなりの個性がある。
25年近く一緒にいても、言ったことと、伝わったことは、きれいには重ならないらしい。

付き合わされたワンコ
さて、この散歩中、私たちの言葉の応酬に付き合わされたのが我が家のワンコである。
歩きながら、私と妻の顔を交互にキョロキョロと見ていた。
「大丈夫かなぁ…」
本人は、ただ顔を上げて歩いていただけなのかもしれないが、それでも、いつもと少し違う二人の様子を、気にしてくれているように見えた。
「せっかく俺の朝の時間なのに、これじゃあ散歩をしたんだか、お前らの話し合いに同席したんだか、よくわからないぞ」
……とでも言いたそうなワンコ。
少々申し訳ない朝になってしまった。
ただ、話しながら、私の頭にはこんなことも浮かんでいた。
ここまで遠慮なく思っていることを口にするのも、私たちが夫婦だからなのだろうな、と。
他人同士なら、気を遣って飲み込んだり、途中で話を切り上げたりすることもある。妻には、ついその先まで話してしまう。
もちろん、近い間柄だからといって、何を言ってもいいわけではない。私の話し方も、もう少しすっきりさせたいところではある。
それでも、お互いに思っていたことを口に出すと、それはそれで、すっきりする。
そして、言い方や受け取り方を振り返り、お互いに「さっきはごめん」と謝る。
そうして、すぐにまた何気ない一日に戻っていった。
普段は、車に乗るのを嫌がったり、病院の先生にはご機嫌だったりと、こちらを楽しませてくれるワンコである。N-VANで初めて病院へ出かけた日の話も、併せて読んでいただきたい。

「え?なんで、それで今は普通なの?」
夕方、ピアノの先生のところへ行っていた次男が帰宅した。そのころには、夕飯の準備もすでに整っていた。
次男がお風呂を済ませ、皆が食卓に揃ってから、朝の出来事を話した。
「いやあ、今日の朝、二人で喧嘩しちゃってね」
喧嘩といっても、軽いバトルなのだが、これを聞いた次男は驚いていた。
普段、私たちが言い争うところを、ほとんど見たことがない。無理もない反応である。
先日は、奈良のライブからお土産なしで帰ってきた次男に、私たち夫婦が驚かされた。今回は、驚かせる側と驚く側が逆になったわけである。笑
そして、次男から一言。
「え?なんで、それで今は普通なの?」
なるほど。次男には、そこが不思議だったらしい。
「朝に喧嘩して、夕飯まで引きずっていたら、それはそれで疲れるんじゃない?」
そう言って、妻と二人で笑った。
次男は、キョトンとしていた。まあ、我が家の夫婦はそんなものだ。これがわかるには、あと40年ほどかかるかもしれない……。笑
朝は夫婦の小さな喧嘩に始まり、夜は次男のその表情で終わる。振り返ってみれば、なんとも我が家らしい一日だった。
足元では、ワンコがいつもどおり、すやすやと眠っている。
朝は付き合わせてしまったけれど、今はもう、二人の顔を交互に確かめなくても大丈夫。
さて、明日の散歩後は、ワンコの毛をカットする日。
そのこともまた記していこうと思う。
