我が家には、『なぜか』楽器がたくさんある。
ギター、ベース、ピアノ、キーボード……。
「そんなにあって全部弾くの?」
と聞かれれば、『一度に全部は弾かない』と、答える。笑
しかし、一度に全部(二日掛かるが…)手入れはする。しかも1シーズンに一回。
今回はそんな我が家の楽器たちの中から、長男が大学へ入学したときにお祝いで彼に購入した一本を紹介してみたい。
それがこちら。
Fender American Vintage II 1954 Precision Bass。
カラーはVintage Blonde。
1954年当時のPrecision Bassを現代に蘇らせた、なかなか渋い一本である。

ちなみに買ったのは2023年10月。※なんと大学入試前…。合格の可否以前の話。笑
いつもお世話になっているイケベ楽器のプレミアムベース大阪さんである。
大学合格祝い(入試前)にしては、なかなか立派なお値段だった。笑
大学合格祝い(前)に決定
長男は小学生からピアノをやっていて、ベースは中学時代から。
我が家には他にも様々なベースがあるのだが、大学進学という節目に本人が希望したのが、このAmerican Vintage II 1954 Precision Bassだった。
私自身はベーシストではないので詳しい比較はできない。
ギターは長いこと弾いているが、ベースについては「ちょっと触る」程度である。
それでもこのベースを持った瞬間、「おお、ネック太っ!」とは思った。笑
1954 “C”と呼ばれるネックシェイプで、ナット幅は約43.2mm。
スケールは34インチ(約86.4cm)である。
「ずいぶん長いなぁ」と感じたのだが、調べてみれば34インチはいわゆる一般的なロングスケール。
つまり、長いんじゃない。これが普通だった。笑
ギターばかり触っている父(私)の感覚がおかしかったのである。
Fender公式によれば、アッシュボディにグロス・ニトロセルロースラッカーフィニッシュ、1ピースのメイプルネック、Pure Vintage ’54 Single-Coil Precision Bassピックアップ、2サドルのヴィンテージスタイルブリッジという仕様になっている。


とにかくシンプルで音も気持ちいい
私がこのベースを触って一番に感じるのは、余計なものが一切ないということ。出音に関しても同様に感じる。
もちろんこれはベーシストではない私個人の感想だから、あまり参考にはならないのを承知で言うと、音は芯がありながら前へ出過ぎない。
ギターやボーカルなど、他の楽器の邪魔をしない。
それでいてバンド全体を支える土台には、「俺、ちゃんとここにいますよ」と存在している。
実にベースらしい。
コントロールもVolumeとToneのみ。
ピックアップもPure Vintage ’54 Single-Coilがひとつ。
非常にシンプルである。私、これ好き。
こういう楽器はライブでも使いやすいんではないだろうか?。
音を作り込みまくるというより、アンプにつなぎ、ボリュームを上げる、弾く。
以上。笑
フラットワウンドという選択
このベースには新品時からFender USA 9050L Stainless Steel Flatwound、.045〜.100のフラットワウンド弦が張られている。
ここは好き嫌いが分かれるところかもしれない。※ウッドベースに近いか?
我が家にある他のベースはラウンドワウンドを張っているため、触った感触も音の立ち上がり方も違う。
フラットワウンド特有の滑らかな触り心地。
そして少し丸みのある、落ち着いた音。
この1954年スタイルのPrecision Bassには、よく似合っていると思う。


1950年代の楽器を意識して作られたベースに、現代的なギラギラした音を求めるのも少し違う。
これはこれで、とてもいい👍
むしろ、このベースのキャラクターの一部なんだろう。
ところが長男、実家に置いて行った
大学合格祝いとして買ったベースである。
当然私は、「大学へ行っても一人暮らし先に持って行くんだろうなぁ」と思っていた。
ところがである。長男が大学生活を始める際、こいつを自宅に置いていきやがった。笑
おーーーい!誰の大学合格祝いだー。
とはいえ、一人暮らしの部屋で楽器を管理するとなると、湿度や温度なども気になる。
ましてや慣れない一人暮らしである。
ニトロセルロースラッカー仕上げの楽器でもあるので、神経質な楽器に違いない。うーん、結果的には我が家で保管している方が安心安全なのかもしれない。
問題は、我が家に置いてあっても、普段誰も弾かないことである。笑
私も次男も妻も、さらにはワンコなどもってのほか。
そう、弾かない。しかし、手入れだけはする。

弾かないけどピカピカ
私は昔から、楽器の手入れだけは『マメ』にやる。
季節の変わり目を目安に、ギターやベースの状態を確認し、必ず調整もする。
道具もいつの間にか一通り揃ってしまった。※収集癖もお手伝い。
もはや、「お前は何屋なんだ?」という状態である。笑
このPrecision Bassも例外ではない。
現在ほとんど弾かれていないので、弦交換まではしていないが、金属部分にも目立ったサビはなく、購入から約3年経った今でも非常にきれいな状態を保っている。

長男が帰省すると、アンプにつなぎ、楽しそうに弾いている。
まぁ、その姿を見ると、買ってよかったのかな、とは思う。
ちなみにベースアンプはこちらを主に使用している👇
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カバーを付けたい父と息子 vs 反対する妻
そして現在、このベースについて父と長男でひとつ企んでいる。
ブリッジ、ピックアップのクロームカバーを付けて、さらに1950年代らしい姿にしたい。
あの金属製のカバーが付くと、一気にヴィンテージ感が増す。
ところが妻は、
「えー、穴開けるの?」「今の方がいいんじゃない?」という反対派である。
うーむ。父と息子 vs 母。楽器一台を巡って家庭内紛争勃発寸前である。笑

しかし、実際に取り付けるとなれば本体への加工も含め、慎重に考えたい。
なにしろ、『穴』開けますんで。笑
その顛末については、実際にやることになったらまたブログに書こうと思う。

付けたら、こんな感じになる👆
1954年のPrecision Bassを再現
そもそもPrecision Bassは、エレクトリックベースの歴史を語るうえで非常に重要な存在である。
Fenderによれば、初期のPrecision BassはTelecaster的なデザインを持っていたが、1954年になると、その年に登場したStratocasterのような曲線的でコンター加工されたボディへと変更された。
このAmerican Vintage II 1954 Precision Bassは、その1954年仕様を再現したモデルというわけだ。
Vintage Blondeからうっすら木目が見えるアッシュボディ。
メイプルネックに、白い1プライのピックガード。
シングルコイルピックアップに、2サドルブリッジ。
派手ではないが、しかし、実に格好いい。
何に関してもそうなのだが、私はこういう昔から続いているシンプルなデザインに弱いらしい。
ちなみに今買うと、やはり結構する
2026年9月現在、イケベ楽器では同じAmerican Vintage II 1954 Precision Bass Vintage Blonde/Mapleのメーカー希望小売価格が412,500円(税込)、通常販売価格374,000円、セール価格339,000円で掲載されている。価格は変動するので購入時には確認していただきたい。※2026年9月25日現在。
イケベ楽器でAmerican Vintage II 1954 Precision Bassを見る
大学合格(前)祝いとしては、父、なかなか頑張ったな。

こういう保証書やタグも私は全部取ってある。
ちなみに当時の購入金額は292,320円。今考えると「安かった?」のかな。笑
また、楽器そのものはもちろんだが、いつ、どこで買ったのかという記録も含めて、その楽器の歴史だと思っているからである。
毎日弾かなくてもいいと思っている
「楽器は弾いてこそ意味がある」という人もいるだろう。
それも分かるが、私は少し違う考え方をしている。
そもそも私たちは、当たり前であるが、プロのミュージシャンではない。
毎日何時間も練習する必要もない。
好きなときに手に取り、好きなジャンルの音楽を弾いて、満足したら元に戻す。
それでもいいんじゃないだろうか。
だったらだったで、高い楽器なんて必要ないじゃないか。
と、そういう考え方もあるだろう。
ちなみに我が家では、「好きなものは、大切にしよう」という考え方。
そして手に取って弾いたとき、「ああ、やっぱりこの音いいな」と五感で感じる。
それで十分なのだ。
私は楽器に対して「毎日弾かなければ申し訳ない」とまでは思わない。
ただし、持っている以上、大切にはしてやりたい。
演奏との付き合い方も、楽器との付き合い方も、人それぞれでいいと思う。
このベースが我が家から旅立つ日
長男がいつか自分の家を持ったり、家族を持ったりしたら、このベースも我が家から旅立っていくのだろう。
そのときまで、父の楽器管理課でお預かりします。笑
それまでは、きっちり管理しておこう。
我が家にはまだまだ楽器がある。
私のギターだけでも何本もあるし、息子たちの楽器もある。
次男のキーボードもある。
そして妻が嫁入り道具として持ってきた、オールドなピアノもある。
せっかくなので、これから少しずつ「我が家の楽器たち」として紹介していこうと思う。
全部弾くのかって?
だから、一度に全部は弾かないって。笑
でも全部いっぺんに、大切にします。
実際の音
文章で「芯がある」「丸い」と書いても、音は聴いた方が早い。
Fender公式が、このAmerican Vintage II 1954 Precision Bassを実際に演奏しながら紹介している動画があるので、興味のある方はこちらをどうぞ。
今回紹介したベース
Fender American Vintage II 1954 Precision Bass
Vintage Blonde / Maple
主な仕様は、アッシュボディ、ニトロセルロースラッカーフィニッシュ、1ピースメイプル/1954 “C”ネック、7.25インチ指板R、20フレット、34インチスケール、Pure Vintage ’54 Single-Coil Precision Bassピックアップ、Pure Vintage 2-Saddle Precision Bassブリッジ、Fender USA 9050L Stainless Steel Flatwoundとなっている。
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