【50代のちょっと変わった子育て】こどもNISAの口座開設申込と、息子たちに伝えたいお金の話。

いろんな資料を開き、ワンコと考えている私 お金にまつわる.etc

10月14日、2027年1月から始まる「こどもNISA」に向けて、次男の口座開設を申し込んだ。

夏ごろにこの制度のことを知ってから、申込みが始まる10月を待っていたのである。

私にも時間ができたので、家族のお金の置き場所を少しずつ整えている。ただ、口座を作ればそれで終わり、というわけでもない。

子どもたちに渡したいのは、お金だけなのだろうか。

手続きを進めながら、先日うまく伝えられなかった「お金の話」も思い出していた。

次男の口座開設の準備をする家族とワンコ

次男のジュニアNISA&新しいこどもNISA

次男も、以前に信用金庫でジュニアNISAの口座を作っている。

ジュニアNISAの新規投資は、2023年末で終了した。今は新たに買い付けることはできないが、すでに購入した投資信託は、制度上の非課税期間や継続管理の仕組みに沿って保有している。

私は現在、それを見守っている状態だ。

「お金が眠っている」と言いたくなるが、投資信託なので、実際には今も運用されている。寝ているのは、売買をしない私のほうかもしれない。笑

そこへ、新しいこどもNISAが出来る、という話を耳にした。

楽天証券では2026年10月1日から申込みを受け付けており、こどもNISA口座の開設は2027年1月以降となる。今日行ったのは、そのための申込みである。

制度の基本を、簡単に整理しておく。

項目こどもNISAの概要
開始時期2027年1月
対象利用する年の1月1日時点で0〜17歳の国内居住者
年間投資枠60万円
非課税保有限度額600万円(取得価額で管理)
投資対象つみたて投資枠の対象となる一定の投資信託
成長投資枠なし
成人後保有残高は成人NISAのつみたて投資枠へ移行
払い出し原則制限あり。12歳以降は本人の同意や教育資金等の用途など、所定の条件を満たす場合に可能

詳しい条件や最新の手続きは、楽天証券のこどもNISAの案内と取引・ルールを参照していただきたい。

大事なのは、ジュニアNISAの商品を、そのままこどもNISAへ移せるわけではないということだ。

保有商品を売却し、その資金を使って新たに積み立てる場合でも、こどもNISAの年間枠は60万円。今ある残高を、そのまままとめて移せる制度ではない。

また、ジュニアNISAから非課税で払い出す場合には、原則として全額の払い出しと口座の閉鎖になる。必要な分だけ簡単に取り出せる、というものでもない。

だから、今の非課税運用を急いでやめるつもりはない。ジュニアNISAは当面そのまま保有し、こどもNISAで新たに積み立てる資金は、別に考えていくつもりだ。

次男は2027年に18歳を迎えるため、成人向けNISAを利用できるのは、1月1日時点で18歳となる2028年から。こどもNISAを使う期間は短いが、その先へつながる準備として考えている。

買ったら長期保有

今回、楽天証券を選んだ理由の一つは、商品の選択肢と使い勝手である。

お付き合いしている信用金庫には、これまでお世話になってきた。ただ、私が探している商品や買い方など、取り扱いがうまく合わないこともある。

S&P500に連動する商品でも、買い方や購入時の手数料、保有中にかかる信託報酬は確認したい。長く持つつもりだからこそ、毎年かかる費用は、やはり気になる。

信用金庫の商品だから低リスク、証券会社の商品だから高リスク、と一括りにできる話ではない。中身と費用を見て、自分に合うものを選びたいのである。

私が気になっているのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などのインデックス投資信託だ。

成人向けのNISAには、年間120万円のつみたて投資枠と、年間240万円の成長投資枠があり、合わせて年間360万円まで利用できる。成長投資枠でも対象の投資信託を買えるが、つみたて投資枠には積立という買い方の条件がある。

この成人向けの枠と、年間60万円のこどもNISAは、分けて考える必要がある。

私は、短い間隔で売ったり買ったりすることには、あまり向いていない。投資をギャンブルに例えるのは控えたいところだが、これだけは言わせてほしい。

私はギャンブル運が、まったくないのである。おそらく、これまでの商売で運を使い尽くしてしまったのだろう。笑

買って、長く持つ。気がつけば育っていた。そんな運用が性格には合っているし、商売でも、長く細く続けることを大事にしてきた。

さて、投資信託であるが、できれば早めに資金を入れておきたいと思う一方、一括で買えば高値づかみになることもある。20年、30年という時間で考えてはいるが、長く持てば必ず増えるわけではない。その点も含めて、無理のないお金で続けていきたい。

私自身が30年後まで元気にしているかは、さておき。笑

子どもたちには、私よりずっと長い時間がある。その時間を、味方にしてほしいと思っている。

ちなみに、私自身もS&P500へ一括投資したことがある。買った途端に、頭の中では利益の計算が始まったのだが、もちろん相場はこちらの電卓どおりには動いてくれない。笑

S&P500へ100万円を一括投資して、「利益をお小遣いにできないか」と考えた話はこちら。

妻のNISAも、少しずつ変更中

楽天証券で子どもの口座を申し込むには、登録親権者の楽天証券口座が必要になる。今回は、すでに口座を持っている妻を登録親権者として進めた。

妻も、これまで信用金庫で投資信託を続けてきたが、商品の選択肢や使い勝手を考えて、楽天証券で運用を始める。

現在は、2027年分のNISAの金融機関変更を手続き中だ。

先日、信用金庫から変更手続きの書類を受け取った。この書類を提出すると、2〜3週間ほどで必要な通知書が発行される、という案内だった。

妻の手続きは少しずつ進んでいるが、長男の場合は、本人の来店が必要だと案内され、まだ変更できていない。同じ家族の口座変更でも、それぞれに事情があるのである。

長男のNISAを楽天証券へ変更したい。信用金庫の窓口で話が止まった経緯はこちら。

その後の返答と、変更できなかったときに考えたことはこちら。

妻のほうは、通知書に記載された整理番号などを使って、楽天証券へ変更を申し込む。楽天証券側と税務署の確認もあるので、番号を入力した瞬間に全部完了、というわけではない。

また、信用金庫で買ってきたNISAの商品は、それぞれの非課税期間や制度に沿って、引き続き元の口座で保有できる。

将来的には管理をまとめたい気持ちもあるが、まとめるためだけに何でも売ってしまうのも違うだろう。費用や運用内容を見ながら、残すものと見直すものを考えていきたい。

その過程も、またここに書いていこうと思う。

投資の話、なかなか伝わらない

さて、口座作成の話から少し離れる。

先日、知り合いの息子さんが遊びに来た。うちの長男と、それほど年齢の変わらない若者である。

投資について話を聞きたいとのことだったので、私は順序立てて説明したつもりだった。

ところが、途中から、どうも彼に話が届いていないように感じた。

私の説明が回りくどかったのか。知りたかったことと、話していることが違ったのか。

投資の話を聞いたら、おっさんによる「生き方」に近い話が始まった。そう考えると、少々重かったかもしれない。

しかし、そこに触れず、うわべの話だけをするのも、何か違う。ただ投資を勧めるだけの話には、どうしてもできなかった。

その少し前、彼が別の知り合いから「大人の話は真剣に聞くように」と言われ、うなずいていた場面も、私は見ていた。

それだけに、私も少し戸惑った。

ただ、うなずいて聞くことと、話の内容が腑に落ちることは、また別なのだろう。お金の話が苦手だったのか、私の伝え方が合わなかったのか、本人の気持ちは私にはわからない。

世代のせいにする前に、こちらにも工夫する余地は多分にありそうだ。

私は、大事な友人の息子さんに、できれば余計な苦労をしてほしくなかった。

失敗は、誰でもする。私もたくさんしてきた。それでも、先に知っていれば避けられることまで、わざわざ同じように経験しなくてもいい。

自分の知識や経験が、少しでも役に立てばと思ったのだが、思いが強いと説明まで長くなるらしい。

彼に教えるつもりで、今回は私のほうが勉強になった。

お金の話の伝え方を振り返る父と、そばに寄り添う白ワンコ

お金は道具

私にとって、お金の話は、投資商品の話だけではない。

どう働くか。何に使うか。何を守り、どんな暮らしをしたいのか。そこまでつながっている。

私自身も、会社経営を終えてから、年金や投資、保険をどう組み合わせて暮らしていくかを考えてきた。お金を増やすことだけでなく、家族とどんな時間を過ごしたいか。そのための計画でもある。

これから20年のお金と暮らしについて、私なりに考えた計画はこちらに書いている。

この世の中、お金を稼ぐことや、お金の話をすることに、なぜか遠慮が生まれる場面もある。私は、お金を汚いものだとは思っていない。

暮らしていくために必要な道具である、という認識だ。

サッカーや野球にルールがあるように、お金にも、契約にも、社会にもルールがある。知らないままでも生活は始まるが、知らなかったことで困る場面は、確かにある。

今の学校では、金融教育も進んでいる。2022年度からは高校の家庭科などで内容が拡充されているので、「学校では何も教えてくれない」と言い切るのは違う。

それでも、習ったことを実際の暮らしにつなげるには、家庭での会話や、自分で考える経験も必要なのだと思う。

使い方、貯め方、守り方、増やし方。そして、借りるときの注意や、うまい話から身を守ること。

私には、そういう知識が、現代社会を生きていくためのサバイバル術に思える。

ナイフ一本で生き抜く、映画のランボーのようになれたら、それはそれで格好いい。

ただ、現代の暮らしでは、ナイフ一本で家賃は払えない。必要なのは、お金という道具を扱う知恵なのだろう。

お金と一緒に考え方も渡したい

我が家の息子たちは、親がこうして準備できているという点で、とりあえず恵まれていると思う。

誰にでも同じ条件があるわけではない。学費や生活費を自分で工面している若い人もいるし、投資どころではない時期もある。

かくいう私も、子どものころは、とても貧しい家庭で育った。今でいうシングルファーザー世帯。

小学校では給食費を払えず、先生から「お前はいいよ」と言われたことがある。今でも覚えている悔しいエピソードだ。

だから、お金がなくて困ることも、お金だけではどうにもならないことも、私なりにたくさん感じてきた。

息子たちが就職したら、生活に無理のない範囲で、収入の10〜20%ほどを将来のために取り分ける習慣を持ってほしいとも思っている。

まずは、急な出費に備える預貯金。そのうえで、当面使わないお金を投資に回す。何でも投資へ入れればいい、という話ではない。

自分で考え、勉強して、何に投資するかを選ぶ。その過程も大切にしてほしい。

私が準備した資金も、長く運用していけたらと思う。ただ、20年後に必ず実ると約束できるものではないし、親が管理しておけば本人は何も知らなくていい、ということでもない。

長男が自分で考え始めたように、次男にも、少しずつ判断する力を身につけてほしい。

金融リテラシーはこの時代だからこそのサバイバル術と心得よ、と伝えたい。

お金に振り回されず、お金を必要な道具として使えるように。

そして、どんな暮らしをしたいかは、自分で決めてほしい。

先日の「彼」にも、本当は「君には、これから長い時間があるから大丈夫」ということを伝えたかった。

うまく届かなかったのは、少し残念であるし、私の不徳の致すところ。

それでも、また聞きたいと思ってくれることがあれば、いくらでも話したい。

次はまず、何を知りたいのかを聞くところから始めようと思う。

口座の準備は進んだ。私の伝え方は、まだまだ練習中である。親父ギャグとともに。笑

時間をかけて育つ未来をイメージした、若木を植える家族とワンコ。

制度の確認に用いた公式情報

2026年10月14日確認。

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