12年前の自分を恥じる。とまでは行かないが、「はぁ…」である。
定期的にくる生命保険の加入状況(運用実績)を見る度、青色吐息。
もちろん、銀行員さんを責めるつもりはナイ。美人だったし。笑
責める相手がいるとしたら、無知だった私。
「元本保証」と言う名の罠
約12年前。
40代になったばかりの私にとって投資はテクニカルで、猛者でないと生き残ることができないもの。実際に「やってみる」なんて思いは、つゆほどにもなかった。
「経験なんてない」
「そもそも口座の作り方すら知らない」
「大切なお金が減る可能性もある」
とまあ、私が勝手に思っていただけではあるが…。
そんな折、銀行で勧められたのが、件の15年満期、生命保険型商品。
400万円を預けるだけ。
満期には元本保証。
運用が良ければ、
- 10%アップなら約440万円
- 20%アップなら約480万円
さらに、途中で運用益だけ受け取ることもできますよ。
…という、なんとも魅力的な説明。(今思えば、全然魅力的ではない)
※このあと、私は「ゴールド」で元本が倍以上になることを短期で経験。笑
当時の私。「それなら安心ですね。」
気が付けば判子を押し、大切な400万円を年貢のごとく納めてしまったのであった。
今思えば、
「安心を買った」のではなく、「自身で考え、リスクを取りに行くことを放棄した」だけであった。

12年後、現在
そして現在。
運用実績を見るたびにこの12年の空白にため息しか出ない。
期待していた運用益などゼロ。
今解約すると、元本が半減してしまうと言う運用の悪さ。
12年間預けた結果としては、運用益は出ず、大失敗と言わざるを得ない。(元本保証があるだけマシ)
前述の通り、もちろん15年後には400万円そのものは戻ってくる。
そこは契約どおり。
でも…
15年間だぜよ?
赤ちゃんが中学生に、高校生が社会人になります。
芸人も芸能人も何周かする。笑
それだけ長い時間、お金に働いてもらった結果がこれか…。
以下は参考ね↓
もし2014年にApple(AAPL)へ400万円を一括投資し、そのまま2026年まで売らず、配当も再投資していたと仮定すると、
- 元本:400万円
- 2026年現在:約2,200万~2,500万円
- 運用益:約1,800万~2,100万円
という水準。
Apple株は2014年から2026年までの間に、株式分割を経ながら約5.5~6.2倍程度(配当再投資込み)に成長

リーマン&コロナショック
確かにね。
この12年間には、
- リーマンショック後の混乱
- コロナショック
- インフレ
- 金利上昇
歴史的な出来事がいくつもあった。
しかし、それでも長期投資を続けた人たちはいたのだ。
例えばアメリカの代表的な株価指数であるS&P500。
配当を再投資したトータルリターンベースでは、過去15年程度で資産は約7倍(1,000ドル→約7,400ドル)という非常に高い実績を誇る。もちろん過去の実績が将来を保証するものではないのだが、長期で見れば大きな資産成長をもたらしてきたことは周知の事実。
もし、私の400万円を同じような長期インデックス投資に回していたら…
もちろん未来は誰にも分からないが、
それでも、
「今の結果とは、かなり違っていた可能性が高い」
そう考えると眠れねぇ。それでもジジイだから早起きではある。笑
生命保険で私が15年間預けた400万円は、ほぼ400万円のまま戻ってくる。なんと無意味だったか…。
一方、もし同じ400万円を2014年にS&P500へ投資していたなら、2026年現在では約1,000万円を超える資産になっていた可能性もある。
その差、およそ600万円以上。
これは「運が良かった」「後からなら何とでも言える」という話ではない。
長期で世界経済の成長に投資するリスクor元本保証という安全、どちらを選択をしたかどうか、その違いだけである。
ついでにもう一つ。
こちらの考えの方が私らしいので追加しておこう。
『だから、今がある』この思考。
失敗や経験を明日の糧とする。
今までそうやる事で、のし上がって、生きてきたんじゃねーか、と。
今日が私の人生の中で一番若い日。まだまだこれからだぜよ!

変化を恐れない生き方
これが…若さゆえの過ちなのか…とあの人の声が聞こえてきそうではあるが、本質はそこではない。
「無知」
ただ、それだけ。
学校では投資なんて教えない。金融リテラシーなんて蚊帳の外。下手すれば、お金の話なんて!と怪訝な顔をされておしまい。
親世代は「貯金世代」当時はそれでも良かった。
しかし、だからこそ私は自分で考える。
当然、様々な情報も駆使する。
その上で、
金融商品は、自分で理解し、納得して契約する。
銀行が勧めたから。
保険会社が言ったから。
有名だから。
そんなものはク◯クラエ。
自分の思うままに行く。我儘(ことごとく我だぜよ)に行く。

「安心」とはなんぞ?
生命保険は安心を買う商品。なのか?
でも、
その安心のために、私は12年間という貴重な時間を失った。この後の3年間もずるずると同じこと。だって途中解約したら、それこそ元本割れして帰ってくるだけ。なんの意味もなさない。
もちろん保険を必要とする人がいることは承知。
家族のため。
万が一のため。
それは大切だと思う。
でも、
時間は…。
天秤にかけることはできないかもしれないが、これを教訓としよう。
![お金と時計が天秤にかけられているイメージのイラスト素材 [111877771] - PIXTA](https://t.pimg.jp/111/877/771/5/111877771.jpg)
400万円、高い授業料にしない
400万円は減らない。
だから失敗ではない。
本当にそうだろうか?
私は、このインフレの時代、400万円の価値は下がった、と認識する。
10年前、軽自動車は200万円もあれば、フルオプションで買えた。現に私は10年前、「コペン」を200万円で購入。
先日、契約したN-VANは244万円。
ね?。
失敗ではないかもしれないが、3年後はさらに400万円の価値は下落するだろう。
そこで私は今誓う。
満期で帰ってくる400万円、これをこれから年数掛けて勝ち馬にする。育ててみせる。
あの頃の自分には分からなかったことが、今なら少しだけ分かる気がする。知識と経験。適当と放漫。
全てを駆使して、いざ、勝負!乞うご期待。
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参考リンク
- S&P Dow Jones Indices(S&P500公式データ)
S&P Dow Jones Indices - Fidelity「S&P500の平均リターンについて」
Fidelity 投資学習センター

