ここ数日、円高が話題になっている。
為替が動けば、当然ながら米国株やオルカンなどに投資している人たちもざわつく。
「モーサテ」「ワールドビジネス…」などを見ていると、『お金大好きおじさんたち』がなかなかの騒ぎである。笑
かくいう私も、S&P500にかなり偏った投資をしている人間なので、人のことはとやかく言えない立場。
そして、正確に言えば、妻と私でそれぞれ500万円。
夫婦合わせて1,000万円ほどをS&P500に入れている。
ちなみにゴールドも持っている。※こちらはディフェンシブな資産なので今回は割愛。
つまり我が家の資産運用は、この2種類という、かなりシンプルな構成になっているのである。笑
現在相場の推移
2026年9月7日現在、ドル円は1ドル=155円台後半。
午前10時時点では155円89銭前後まで円高が進んでいる。※このブログ書いてる時ね。
一方の日経平均はというと、こちらは円高なんてどこ吹く風。
9月7日10時時点で前週末比1,108円高の6万6,129円。
その後も上げ幅を広げ、10時15分には6万6,432円まで上昇している。
そしてS&P500。
直近の9月3日終値は7,747.71ポイント。
2026年に入ってからは13.18%上昇しており、8月末時点の1年間では18.98%上昇している。
こうして見ると、
「円高=株が全部ダメ」という話ではない。
株価と為替は、別々に動く。当たり前だが…。
しかし、少しの変動でみんな慌てふためき、この世の終わりのように『世界の中心で下落を叫ぶ』笑
ここがS&P500を持っている日本人のちょっと面倒くさいところなのである。
S&P500公式データ(S&P Dow Jones Indices)
円高になるとなぜS&P500は下がるのか
非常に簡単である。
例えば、1ドル=160円のときに100ドルの株を持っていたとする。
日本円にすると、
16,000円
である。
ところが円高になって1ドル=140円になると、
14,000円
になる。
株そのものは100ドルのまま。
なのに、日本円で見ると2,000円減ってしまう。
これが為替の影響である。
だからS&P500そのものが上がっていても、円高になれば日本円で見た評価額は減ることがある。
逆に円安になれば、株価がそれほど上がっていなくても日本円での評価額が増える。
なんとも気まぐれな話であるが、私は海外から古着を輸入していた経歴も持つ。
為替は慣れたものであると同時に、生き物でもあると実感している。
| ドル円 | 円高による影響を単純化 |
|---|---|
| 160円 | 1,000万円 |
| 150円 | 約938万円 |
| 140円 | 約875万円 |
| 130円 | 約813万円 |
| 120円 | 約750万円 |
我が家の1,000万円はどうなる?
さて、ここが今回、一番面白いところである。
現在、夫婦で500万円ずつ。
合計1,000万円をS&P500に投資している。
仮に株価がまったく動かなかったとして、円だけが10%高くなったとする。
すると単純計算では、
1,000万円 → 約900万円になるので、100万円減る。
妻に「100万円減ったよ」と言ったら、たぶん笑ってはいない。
だから話さない。笑
しかし、ここで私が思うのは、
「このインデックスを何年育てるつもりなのか?」
ということである。
S&P500は、今日買って明日売るために持っているわけで、当然ない。
私たち夫婦の場合、10年、15年、20年という時間をかけて育てていくつもりである。
※20年後は私も妻も75歳ほど。
そう考えると、今日の円高で10万円、50万円、100万円動いたところで、
「まあ、そういう日もあるよね」となるのも自然なこと。
……少し気になるけれどね。笑
S&P500、長期の伸び率
少し冷静に見てみよう。
S&P500を運営するS&P Dow Jones Indicesのデータを見ると、2026年8月末時点で、S&P500の過去10年間の年率リターンは13.48%。
5年間でも年率11.19%となっている。
もちろん、これは過去の実績であって、これからも同じように増えるという保証ではない。
ここは大事なところである。
過去に13%だったから、これからも13%増える。
そんな都合の良い話ではない。
そこで私は、もっと控えめな年5%、少し強気な年7%
という2つの数字で我が家の1,000万円を計算してみた。
1,000万円を寝かせた先の数字
まず年5%。
10年後
約1,629万円。
15年後
約2,079万円。
20年後
約2,653万円。
なかなか立派である。
そして年7%なら、
10年後
約1,967万円。
15年後
約2,759万円。
20年後
約3,870万円。
20年で約3.9倍である。
もちろん、これはあくまでも一定の利回りで複利運用した場合のシミュレーションである。
実際のS&P500は、毎年きれいに5%、7%と増えてくれるわけではない。
上がったり、下がったり、ものすごく下がったり、そしてまた上がったりする。
投資とはその時間も楽しめるかどうか、ダメな時には気絶でもしよう。笑
円高で100万円減…だとしても
例えば円高によって、一時的に我が家の1,000万円が900万円になったとしよう。
意地悪な方からは「ざまあみろ、うひひ」と聞こえてきそうではあるが、
しかし、年5%で20年間運用できれば、1,000万円は約2,653万円になる。
年7%なら約3,870万円。
つまり長期投資では、
「今いくら減ったか」より「何年持つか」が大切になってくる。
もちろん為替がさらに円高になれば、円換算の評価額はもっと下がる可能性がある。
反対に円安になれば、評価額は増える。
そしてS&P500自体が上がれば、さらに増える。
いやぁ、なかなかに複雑な世界なのである。が、故に楽しい。
円高では慌てない
54歳で会社経営を終えた私は今、サイドFIREの生活をしている。
以前の私だったら、資産が100万円減った時点で、少し慌てていたかもしれない。
しかし今は考え方が違う。
我が家には時間がある。※命の時間はわからないが…。笑
そしてS&P500に投資した1,000万円自体も、明日使うお金ではない。
10年後、15年後、20年後まで寝かせておける(働いてもらう)お金だ。
だから今日の為替がいくらだろうが、それだけで投資方針を変えるつもりは全くない。
むしろ円高になれば、「アメリカの株を安く買える!」くらいに思っておけばいい。
今度は買い増しするチャンス、と捉える事もできる。
と、強がって見せてはいるが、最近は携帯を手放している。『見ない』一択である。笑
最近、笑いながら見ている動画👆良かったらどうぞ。
現在👉楽しみな未来へ
S&P500はアメリカを代表する500社で構成される指数であることは、本ブログの懸命な読者諸兄なら当然ご存知かと思う。
故に、永遠に右肩上がりというわけではない。
暴落もあれば為替も動く、世界情勢や金利も変わる。
「もうアメリカ株は終わりだ」
というニュースは、今まで何度も目にしてきたし、聞いてもきた。
しかし、長い歴史を紐解くと、企業は入れ替わりながら成長をしてきた。
S&P500の指数そのものも1957年に算出が始まっている。
だから私は、「今月いくら増えたか」よりも、
「10年後、15年後、20年後にどうなっているか」
を見ていきたいと思っている。
円高で評価額が少し下がったくらいで、夫婦の1,000万円が消えるわけではない。
リーマンショックの時でさえ、49%の減で済んでいる。
つまり、歴史的に見れば、減ったとしても500万くらいは残る。
こう考えるくらいでいいのではないだろうか。
そしてまた、気絶しているうちに、おそらく回復するだろう…。
※希望的観測ではあるが、今の私にはそのくらいがちょうど良い。
投資は、毎日一喜一憂していたら疲れてしまう。
私ももう54歳である。
これからは相場の上下に振り回されるより、スマホは横に置いて、妻とゆっくり過ごす。
そのスマホに『願』だけはかけておく事を忘れずに。笑
20年後「やってよかったね」と笑って話せれば、それで十分。
で、欲を言うなら1,000万円が3,000万円くらいになっていたら、なお嬉しい。
『全力で投資して、あとは気絶』
このスローガン、なかなかお気に入りである。
おまけコーナー👇
直近10年の年利(複利で)13%で動いた場合はスゲーこととなる😳
| 運用期間 | 元利合計額(円) | 元本(1000万円)に対する倍率 |
|---|---|---|
| 10年 | 33,945,674円 | 約 3.4倍 |
| 15年 | 62,542,704円 | 約 6.3倍 |
| 20年 | 115,230,878円 | 約 11.5倍 |
※上記の計算は、税金や手数料などを一切考慮していないシミュレーション値。
ま、ネタとご参考までに。
※このブログは投資を後押しするものではありません、投資は自己責任でお願いします。
