【Taylor GS Mini-e Koa】「ミニ」とは言うものの、飲み会でも家でも頼りになるギターだった話

ギターと寝ているワンコ ギターにまつわる.etc

「そんなちっこいギター、ちゃんと音が鳴るの?」

気になる読者諸兄もいることであろう。

今、私が手に取っているのは、Taylor GS Mini-e Koa。

名前にも「Mini」と入っているし、見た目もかわいらしい。ところが、ひとたび鳴らせば、こちらの予想を気持ちよく裏切ってくれる。

「何、この音!?」

初めて弾いたときには、私でさえもそう思った。

おじさんたちの飲み会で

このギター、我が家で飾られているだけではない。

おじさんたちの飲み会にも、よく連れて行った。

5〜6人で集まり、誰かが「なんか弾いてよ」と言い出す。私がギターを取り出し、ひとりが大きな声で歌い始める。気づけば、ほかの人も歌っている。※酔っ払いとはそういう生き物らしい…。笑

そんな場面では、アンプにつながなくても、GS Miniの生音で十分楽しめた。

もちろん広い会場や、みんなが大声で話している店なら、話は別だ。でも、5〜6人が輪になって歌うくらいなら、アコギ一本でちゃんと場ができる。

「ミニ」という名前を見て、飲み会では音が埋もれるんじゃないかと思うかもしれない。

ところが、こいつは全然、頼もしい。

場所が場所なら、アンプにつなぐこともできる。小さな集まりではそのまま弾き、必要なら音を増幅できる。この身軽さがありがたいのだ。ES-Bにはチューナーも付いている。

小ささは大事

飲み会でギターを弾くとき、音と同じくらい気になることがある。

どこかにぶつけないか。である。

当然であるが、飲んでいる席にはテーブルも椅子もあり、人もいる。席を立つ人がいて、誰かが後ろを通る。ギターを抱えて向きを変えた瞬間、ボディやヘッドをコツン……。

あれは嫌だ。実に嫌だ。

傷やへこみはもちろん、ヘッドをぶつけようものなら命取りだ。エレキだろうがアコギだろうが、ギターを持っていく側としては気を使うところである。

その点、GS Miniは小ぶりで取り回しがいい。大きなギターより、周囲に気を配りながら扱いやすい。

もちろん、絶対にぶつけない魔法のギターではない。酔って油断すれば、そこは自分の責任だ。笑

ただ、「持っていくのが大変そう」「店で扱いに困りそう」という気持ちを、ずいぶん軽くしてくれる。

私が飲み会によく連れて行った理由は、ここにもある。

ケースはセミハード

私が使っているケースは、背負って運べるセミハードタイプ。

両手が空くし、ギター本体もコンパクト。自転車やバイクで移動するときにも、この組み合わせは助かる。

大きなギターを持って出かけるとなると、まず運び方を考えてしまう。ケースを抱えて、ほかの荷物を持って、店に着いたらどこに置こうか……。※特にハードケースは。

GS Miniなら、そこまで身構えずに「今日はギターを持っていこう」と思える。

ギターは、いい音がするだけでは家の外へ出ていかない。

持ち出すのが面倒ではないこと。

これも、よいギターの立派な条件だと思う。

壁に掛けても絵になる

私のGS Mini-e Koaは、表板に単板のハワイアンコア、側板と裏板にコアの合板が使われている。全面が単板というわけではないが、コアの木目はやっぱり美しい。

光の当たり方で表情が変わるので、つい眺めてしまう。

壁に掛けておいても、なかなか絵になるのだ。

コーヒーを飲みながら眺めて、気が向いたら外して弾く。そしてまた壁に戻す。

……いや、たまには眺めているだけの日もある。

ギター好きなら、この気持ちはわかっていただけるはずだ。笑

気づけばこちらを手に取っている

我が家には、Martinの000-28もある。

もちろん大好きなギターだ。音も、抱えたときの感覚も、それぞれに良さがある。

それなのに、家の中で「ちょっと弾こうかな」と思ったときは、GS Miniを手に取る回数のほうが多いかもしれない。

理由は単純。気軽だからだ。

壁から外して、椅子に座って、ジャラン。弾き始めるまでが早い。

そして小さいくせに、ちゃんと弾いた気分にさせてくれる。1曲だけのつもりが、もう1曲、さらにもう1曲となる。

GS Miniは、演奏することの楽しさを思い出させてくれるギターなのである。

ギターは値段だけではわからない

長くギターを弾いていると、どうしても値段や材質、モデルの格が気になる。

私だって気になる。大いに気になる。笑

でも、実際に暮らしの中で弾いてみると、それだけでは決まらないこともわかる。

飲み会へ持っていきやすい。5〜6人で歌うなら、生音でも楽しめる。家では気軽に手が伸びる。しかも、壁に掛けてある姿までいい。

これらはスペック表を眺めるだけでは、なかなか見えてこない。

私にとってGS Mini-e Koaは、「小さいギターで妥協した一本」ではない。

よく弾き、よく持ち出し、たまによく眺める一本だ。

「ミニ」はサイズの話。ギターとしての楽しさは、ちっともミニじゃなかった。

刮目せよ、である。笑

GS Mini-e Koaの仕様を見る(Taylor公式サイト)

※こちらの動画は「GS Mini-e Koa Plus」の紹介。私のギターとは別モデルだが、サイズ感などの参考にどうぞ。

Taylor GS Mini-e Koa Plusの紹介動画を見る

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