前回、長男のNISA口座を楽天証券へ変更したい、という話を書いた。
長男はすでに楽天証券の口座を開設。
楽天銀行も準備した。
あとは、今持っているNISAをどうするか。
現在のNISA口座は、私が昔から付き合いのある信用金庫にある。
そこで、
「NISAの金融機関変更をしたいのですが」
と相談したところ、
「本人が窓口に来てください」
というところで話が止まっていた。
そして私は、週明けの返事を待つことになった。
さて、どうなったのか。

結果、発表
「申し訳ご合いません、当信用金庫では対応できかねます」
……絶句。
前回の記事を書きながら「さて、どういう答えになるのかな?」とは思っていた。
長年の付き合いもあるので、何か方法を考えてくれるかもしれない。
もしかしたら、何らかの対応策があるかもしれない。
そんな期待も、少しはあった。
しかし結果は「対応していません」だった。
『わおー!』心の叫び。
…まあ、仕方がない。
制度上できないことを無理にお願いするつもりもない。
ただ、正直なところ、
「あらー、そうですか……」とはなる。笑。
「口添え」裏工作
前回の記事にも書いたが、私はその信用金庫と昔から付き合いがある。
当然、そこで知り合った方も何人かいる。※支店長クラスゴロゴロ
そこで今回、少しだけ「裏工作」ならぬ「口添え」をお願いしていた。
「今、こんな案件で困っているんですが、何かいい方法、ないっすかね?」
と、それとなく話をしていたのだ。
果たして、その効果はあったのか。
……見事にありませんでした。そして撃沈。
まあ、金融機関には金融機関のルールがある。
長い付き合いだからといって、何でもできるわけではない。
今回、身をもって分かった。
何事も勉強である。
誠意
ところが、である。
週明けの朝。8月31日(月)
チャイムが鳴り、私が玄関に出てみると、そこに私の行っている信用金庫の支店長さんと、女性の担当者さんが立っていた。
そして開口一番「申し訳ありませんでした」と謝罪。
私はちょっと驚いた。
わざわざ支店長さんがお詫びに来てくれた。
今回の案件、結果そのものは変わらない。
長男のNISAを楽天証券へ変更することもできない。
でも「わざわざ来てくれた」ということには、私はきちんと感謝したいと思った。
「ご苦労様でした。ありがとうございました」と私も心からお伝えした。
なんだか、少し救われた気がした。
サービス向上に
「こういうケースって、これから増えてくるんじゃないですかね」と私。
NISAを始める人も増えている。
ネット証券を利用する人も多い。
金融サービスそのものが、どんどんオンライン化している。
そもそも、そこの信用金庫が勧めてる!。笑。
だからこそ、嫌味ではなく「こういう相談が、これからのサービス向上につながればいいですね」と伝えた。
今回、長男のNISAは変更できなかった。
でも、今回のような声が、これからの金融機関のサービスを少しでも便利にするきっかけになれば、それでいい。
そう思うことにした。
私も元商売人。お互いwin-winで行こうじゃないか。笑
※金融庁も、NISAについて「1人1口座」「金融機関は1年単位で変更可能」と案内しています。つまり、金融機関を変更するという考え方そのものは制度として認められています。
さて、Apple株、どうする?
「ん?長男、Apple株買えないじゃん」
いやいや、ちゃんと次の手があります。
長男は楽天証券の口座をすでに開設している。
そこで今度は、特定口座でApple株を買うという方向に切り替えることにした。
NISAではないので、当然、利益が出れば税金がかかる。
でも、税金を払うくらい利益が出たら、それはそれで嬉しいじゃないかと思うことにした。
※楽天証券では米国株を特定口座で取引でき、特定口座の「源泉徴収あり」を選べば、原則として売却益について自分で確定申告をする手間を減らせる仕組みになっている。
つまり「NISAじゃないと投資できない」わけではない。
AppleのティッカーはAAPL。
長男は、まずここから始めることになる。
20年前にApple株を…妄想の続き
先日、私は番外編として、「20年前にApple株を100万円分買っていたら?」という記事も書いた。
これ、私が自分で書いていて超面白かった。
過去の株価を見ながら「もし、あの時100万円をAppleに入れていたら……」と考えてみる。
もちろん、過去には戻れないし、タイムマシンも持ってない。
でも、「じゃあ、これから20年はどうなるんだろう?」と考察はできる。
長男が今回Apple株を買うことになったことで、私自身もAppleという会社を改めて調べるようになった。
20年前からApple製品を使ってきた私が、今度はAppleという会社そのものを投資先として見る。
時間が経つのは本当に面白い。
Appleは投資家向けに決算資料や年次報告書なども公開しているので、これから長男と一緒に会社そのものについても勉強していきたいと思っている。
金融リテラシー
今回、一番良かったと思っているのはここかもしれない。
長男が「Apple株を買ってみたい」と言った。
それをきっかけに「NISAってどうする?」「特定口座って何?」「税金は?」「Appleの将来性は?」そんな話を親子でするようになった。
私は息子に投資を教えているというより、一緒に勉強していると考える。
そんな感覚がやけに心地良い。
もちろん最終的に投資をするのは長男自身。
私ができるのは、経験したことを話したり、一緒に調べたりすることくらいだ。
でも、今はそれでいいと思っている。
お金の話は、なかなか学校では教えてくれないし、先生や友人にも聞けない。
長男に「十数年、学生やってきたと思うが、誰か金融を教えてくれた大人はいたか?」と聞いてみたところ、やはり誰一人としていなかったらしい。
だからこそ、今親子で、自分で、考える。
それが将来につながっていくのであれば、それだけでも十分だ。
楽天銀行から楽天証券へ
というわけで、今回のNISA口座変更作戦は、『失敗』に終わった。
しかし、Apple株を買うという目的まで消えたわけではない。
現在は、
楽天銀行
↓
楽天証券
↓
特定口座
↓
Apple株
というところまで話が進んだ。
楽天銀行と楽天証券は「マネーブリッジ」で連携でき、入金などをスムーズに行える仕組みもある。
あとは、実際に長男のところへ行って、二人で画面を見ながら進めるだけ。
……なのだが。
ここから私が長男のところへ遊びに行けるのが、少し先になりそうだ。
そのため、実際にApple株を100万円分購入するところまでの記事は、10月以降になってしまうと思う。
読者諸兄には、少しお待たせしてしまうが、ぜひその後も見届けていただければと思う。

勝ちにこだわらず、負けないことを佳とする
今回、NISAの楽天証券への変更はできなかった。
正直「もうちょい何とかならんもんかな」という気持ちは残っている。
でも、これも一つの勉強。
信用金庫には信用金庫の役割があり、ネット証券にはネット証券の便利さがある。
どちらが良い悪いという話でもない。
これからも長い付き合いになる信用金庫と、今回のことで関係を悪くすることは得策ではない。
むしろ「今後30年の付き合いを考えれば、今回はここで引いておこう」そう思った。
長男や、もしかすると将来その子どもたちが家を建てたり、車を買ったりするときに、お世話になるかもしれない。
目先の一勝より、負けなかったこと。(口座は変更できなかったが、Apple株は買える)
54歳、ジジイとなった私としては、そんな考え方も悪くないと思っている。
そして息子たちには、自分のお金を、自分で考えて運用する力を身につけてほしい。
それが今回の一番の目的だ。
Apple株が上がるか下がるかは、誰にも分からない。
でも、親子でお金の話を普通にしている。
これは、株価では測れない大きな利益なのかもしれない。
さて、次回はいよいよ、
「長男、Apple株を100万円分買ってみた」
になるのか。
それとも、買う直前になってまた何か起きるのか。笑。
少し時間は掛かってしまうが、またご報告するとしよう。
続きは10月以降。
Apple株の行方と、長男の投資デビュー。
もうしばらく、私も一緒に楽しんでみたいと思う。
PowerBook G3 な、懐かしい!
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- 番外編:「Apple株を20年前に100万円買っていたら?」
- 次回予告:「長男、Apple株を100万円分買ってみた」
金融庁「NISAを利用するには」
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楽天証券「楽天銀行からの入金方法」
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