「ピンクペイズリー」と聞くと、「あらま派手なギター!」または「charがP/Pムスタングを使ってた」「こんなの普通買わないでしょ」と諸々考える方もいるかもしれません。まあ、私も本当に自分が所有するとは思ってもみませんでしたがね。笑
ただ、この1本はかなり他の子とは違います。私の所有ギターの中でもかなり稀有な存在。
名匠マスタービルダー Dennis Galuszka 製作による1968 Telecaster Pink Paisley
本来は鮮やかなピンクバーストだったカラーは、長い年月を経たかのような絶妙な退色により、赤みが落ち着き、下地のシルバーとトップコートの黄変が見事に調和。まるでヴィンテージそのものが「時間」という最高のエフェクターを通ったような、クールで圧倒的な存在感を放っています。
派手な見た目なのに、なぜか渋い。50過ぎのおっさんには素敵にちょうど良い。
まるで「革ジャンに派手なアロハを合わせてもサマになる人」のような、不思議な説得力があります。
重量は約2.85kgと驚くほど軽量。それでいてネックとボディのバランスが非常によく、抱えた瞬間から「こんな彼女が欲しかったなぁ…(独身時代の話ね💦)」と思わせてくれる心地よさです。
演奏面では9.5インチラディアス指板に6105フレットを採用し、ヴィンテージルックスながら現代的なプレイアビリティを実現。さらにハンドワウンドの「Texas Special」ピックアップセットが、深い生鳴りにパンチのあるアタック、そして心地よい枯れ感をプラス。ピッキングへの追従性も高く、プレイヤーのニュアンスを余すことなくアウトプットしてくれる絶品仕上げとなっとります。
見た目だけで終わらない。
音だけでも終わらない。なぜなら、これを見ながらお酒も美味しい、楽しい。
アンプを通しても、生で弾いても、自分を納得させられる1本です。
木を知り尽くした男が生み出す”特別な1本”
製作を手掛けたDennis Galuszkaは、南カリフォルニア出身。
13年間家具職人として木材と向き合いながら、ハイエンド・アコースティックギターの製作にも携わっていました。さらに腕利きのドラマーという異色の経歴も持ち、1999年、たまたま受けたバンドのオーディションでCustom ShopのMaster Builderと出会ったことをきっかけにフェンダー・カスタムショップへ。
見習いとして入社後、その卓越した木工技術は瞬く間に評価され、通常では考えられないわずか8か月でMaster Builderへ昇格しました。
以来、ポール・マッカートニー、アンディ・サマーズ、ジョニー・マー、スティング、マイク・ダーントなど、世界を代表するアーティストたちの楽器製作を担当。クラシカルなフェンダーデザインを大切にしながらも、独創的なアイデアを盛り込むスタイルは、多くのプレイヤーを魅了し続けています。
デニス本人はこう語っています。
「楽器を持った時のスペシャルなフィーリングと、最高のサウンドを届けること。僕にとって楽器製作で最も大切なポイントは、この2点に尽きるね。」
その言葉どおり、このギターはスペックだけでは語れません。
そんな”危険な魅力”を持った1968 Telecaster Pink Paisleyです。







SPEC
Body Material: 2-Piece Ash
Neck Material: Maple
Neck Shape: 67 Tele
Fingerboard Radius: 9.5
Frets: 21 6105 Narrow Tall Pickups:Texas Special Set
Controls: Master Volume, Master Tone Pickup Switching: 3-Position Blade Bridge: 3-Saddle Vintage-Style
2.85kg
いつもお世話になっている「イケベ楽器」さんにて購入。サンキュー!担当◯◯◯さん


