ギター好きな読者諸兄なら「ZO-3」はご存知であろう。
小さなボディにアンプとスピーカーまで内蔵。
いつでもどこでも持ち出せる。
映画「クロスロード」でラルフ・マッチオの時代背景がこの頃なら、「間違いなくこのギター持ってってたんじゃないの?」「だってテレキャス、邪魔じゃん!」と粋じゃない言葉も聞こえて来そうな…。
と言うくらい、有名な。そう、あのフェルナンデスの名物ギターの事。
モノを知らない方々からは「あー、初心者向けのミニギターね」と心無い言葉も。
ところが、ギターを長年弾いてきた人ほど、このZO-3を見るとニヤリ。
なぜならZO-3は、単なる「小さいギター」ではない。
そう、これは立派な“大人のオモチャ”なのだ。
そして今回紹介するのが、ZO-3の中でもちょっと特別な存在。
FERNANDES ZO-3ZW IKEBE ORIGINAL

まあまず、見てもらったほうが早い。
なんといっても目を引くのが、ボディトップのブルズアイ。
小さなZO-3なのに、妙に迫力がある。
「おいおい、ZO-3なのにそんなにキメてどうするんだ?」
「これ持ったら、筋肉パンプアップさせねーと!」
と思わずツッコミ。
そして、ギンギンなパワーコードでグイグイ押しまくる💪
でもって、ソロはメロディックに。
このZO-3 ZW(ざっくりとワイルド)の魅力、わかるかなぁ〜。笑
ZO-3=なぜか妙にカッコいい
フェルナンデスのZO-3シリーズといえば、アンプ内蔵ミニギターの代表格。
小さなボディにスピーカーを搭載していて、ギター単体で音を出せるという、非常にユニークな構造を持つ。
そして、この「小ささ」と「手軽さ」がZO-3最大の魅力。
ちょいと弾きたい。
でもアンプに繋げるのは面倒。
そんなときZO-3、
電源ON → それで決まりさ!それで決まりさ!それが最高!
て感じ。
これが楽なんよ。
夜中に突然ギターを弾きたくなったとき。※ジジイ(私)は寝てるのであまりそんなシチュエーションはないが…。
楽器系YouTuberさんのプレイをいただきたいとき。
飲み会(沖繩三線やウクレレに合わせ)に持っていきたいとき。
そして何より、
ベッドに横になったままギターを弾きたくなったとき。
こういうときのZO-3、ストロング系アルコール飲料より効くぜ。
ZO-3 ZW > 普通のZO-3
このZO-3 ZWは、イケベ楽器オリジナルモデル。
イケベではこれまでにも、ZO-3をベースにした個性的なオリジナルモデルを数多く展開している。
ストラト風、テレキャスター風、各ギタリストを思わせるモデルなど、ZO-3の世界をさらに広げてきた。
公式のイケベオリジナルZO-3シリーズを見るだけでも、その遊び心たるや良し。
イケベ楽器「IKEBE ORIGINAL ZO-3」シリーズ
そして今回のZO-3 ZW。
ブルズアイ👉あの人。

※イケベ楽器で購入した際の現物写真を使用しております。
ZO-3という小さなボディに、このデザイン。
なんとも贅沢。
「そこまでやるか!」
と言いたくなるのは、私だけではないだろう。
製作陣の愛を感じる、まさに『Is this Love』
こういうギターに我々ギター◯カは弱いんですよね。笑
EMG…みたい
ZO-3ZWには、ブラック・カバードのハムバッカータイプ・ピックアップが搭載されている。
ブルズアイ柄との組み合わせが非常に良い。
ピックアップまでブラックでまとめることで、全体が引き締まっているのがわかる。
往年の超有名ピックアップ”EMG”を彷彿とさせる。
90年代、あれがカッコよろしくて憧れたこともあったのよ、オジサン。
ZO-3というと、どうしても「可愛い」「コミカル」というイメージがあるが、
このZO-3 ZWは違う。
ちょっと怖い。ピックアップのせいか?それともゴールドパーツ?
いや、怖くはない。かっちょいい。
でも、
妙に強そう(笑)。
この絶妙なバランスが面白い。


Les Paul Custom?
豪華絢爛。
ボディトップだけではない。
ネックバインディング。
指板のブロックインレイ。
ブラックのヘッドトップにゴールドパーツ。
小さなギターなのに、ディテールは妙に本格的。
よくぞ、作り上げたもんだ。
普通のギターなら「高級感を演出しました」となるわけだが、ZO-3でこれをやると、なぜか笑ってしまう。
もちろん、良い意味でだ。
こだわった仕上げ、ネック裏
ZO-3 ZWで個人的に面白いと思うのが、ネックバック。
ここはなんとなんと、
ナチュラルサテン仕上げ。


ギターを弾く方なら結構気にするポイントかと。
ネック裏はグロス仕上げよりも、サテン仕上げのほうが手の滑りが良く、好きな方は多いだろう。まあ、ここは好みも分かれるところではあるが。
もう、ZO-3ならでは、と言っておこう。こういう部分まで手を抜いていない。
イケベオリジナルの「分かっている感」全開。
アームはないがある意味「芸達者」
当たり前だが、
ノーマル/ディストーションの切り替えが可能。
さらに、
センド/リターン機能
まで搭載されている。
専用ケーブルを使えば外部エフェクターも使用可能。
つまり、
「小さいから遊び用」
と思っていたら「坊や、火傷するぜ…」
本気。
ZO-3の中には「芸達者」というモデルもあるが、その系譜を感じさせる仕様。
アームはなくとも、そのほかで補えるスペックを持つモデルだ。

5Wアンプ内蔵
スペックを見ると、
NECK:609mm Short Scale / 22F
POWER:5W
OUTPUT:アンプ用ジャック×1、ヘッドフォン用ミニジャック×1
となってる。
5Wのアンプを内蔵。
ギター単体で音が出る。
ピグノーズやVOX辺りでもこの手のギターはあるので、今更驚きはしないのだが、改めて考えると結構すごい。
普通なら、
ギター
↓
シールド
↓(←エフェクター→シールド)
アンプ
↓
電源
↓
音が出る
となるところを、
ZO-3なら、
ZO-3(色々”増産”しなくて良い)ふふふ。
終了。私も終了…。
一家に一台
「持っていて楽しいギター」
「税込一万円で。安い安〜い」や「送料、手数料はジャ◯ネットが負担!」など威勢の良い声がどこからともなく聞こえて来そうではあるが、私も世界の中心でこれを叫ぶ。
今年は『一家に一台、ZO-3です!』と。
コレクションとして眺めても楽しい。
部屋に置いても楽しい。
もちろん弾いても楽しい。
そして何より、
人に見せたくなる。
うんうん、そのためにハードケースも買ったしね👍
「何それ?」
「ZO-3」
「ん?ZO-3て何?ウクレレ?え?ギター!?えー!?」
この会話、今まで何回したことか。
スペック・チェック
ここで仕様をまとめておこう。
FERNANDES ZO-3ZW IKEBE ORIGINAL
- 609mmショートスケール
- 22フレット
- ハムバッカータイプ・ピックアップ
- ブラック・プラスティック・カバード
- ブルズアイ柄ボディトップ
- ブロック・インレイ
- ボディトップ&ネック・バインディング
- ブラック・ヘッドトップ
- ゴールド・ハードウェア
- ネックバック:ナチュラル・サテン仕上げ
- ノーマル/ディストーション切替
- センド/リターン機能
- アンプ出力ジャック
- ヘッドフォン・ミニジャック
- 5Wパワー
- 専用ケーブル付属
ハードケースを別で購入。

Another ZO-3
ZO-3 ZWだけではない。
イケベオリジナルでは、これまでにも非常に個性的なZO-3が登場している。
たとえば、ストラトスタイルを取り入れたモデルや、テレキャスター風の「ZO-3 TL 1962」など。
ZO-3の持つ可能性を、思う存分、料理している。
イケベ自身も2022年に複数のオリジナルモデルをまとめて紹介しており、ZO-3を単なるミニギターではなく、遊び心のあるカスタムモデルとして展開している。
イケベ「フェルナンデス“ZO-3”シリーズのイケベ・オリジナルモデル」関連記事
まとめ|ZO-3(ZW含む)の正しい迎入れ方
正直に言いましょう。
ZO-3(ZW含む)は、
「絶対に必要なギター」
では全くない。
普通のエレキギターがあれば問題はない。
アンプも持ってるでしょうし、
エフェクターもあるでしょう。
でも、
一家に一台、いや可愛い個体を見つけてしまったら…。
これがZO-3(ZW含む)の怖いところ。
必要ないくせに、もう家のどこに置いて、どう使うか考えている自分がいる。
このギターの佇まいが自我を崩壊させる。
「まあ、一本くらい……」
となったが最後。
パオーンに沼ること間違いなし。
ZO-3(ZW含む)もうそろ買うだろうチャート
- ZO-3が好き
- 人と同じでも違ってもZO-3が欲しい、そもそもラブ
- ギターを飾るのが好き
- 小さなギターが好き
- アンプを出すのが面倒
- 自宅で気軽にギターを弾きたい
- ギターをコレクションしている
- ちょっと変わったギターが欲しい
- 「必要ないけど面白いもの」が大好き
- 大人のおもちゃ屋さんに入って行ってしまう
最後の項目に当てはまった人。
あなたは危険です。
関連リンク・関連記事
■ イケベ楽器「IKEBE ORIGINAL ZO-3」シリーズ
ZO-3 ZW以外にも個性的なモデルが掲載されているので必見。
■ イケベ楽器・ZO-3シリーズ商品一覧
FERNANDES / Burny ZO-3 Series 商品一覧
現在のラインナップを確認したい人はこちら。
■ イケベオリジナルZO-3関連記事
これまでのオリジナルモデルの歴史を知るのに最高。
最後に
ギターは、必ずしも「マジでなければならない」訳では全くない。
吉本新喜劇を見ていても、それは分かる。
もちろん、高級ギターには高級ギターの魅力がある。
しかし、ZO-3のような、
「癒されるギター」
こんなギターもひっそり隣に置いておきたい。
ギターは、そのくらいでいい。
いや、
ギターだからこそ、そのくらいがいい。
部屋の片隅にZO-3 ZWを置いておいて、コーヒーを飲みながら、
「ちょっと弾くか……」
と手に取る。
5分だけのつもりが30分。
30分のつもりが1時間。
そして最後に、
「やっぱりギターは楽しい」
と思う。
FERNANDES ZO-3 ZW。
大人が本気で可愛く遊ぶための、小さな相棒。

