高校2年生になった次男。
夏休みを終え、そろそろ大学進学について真剣に考える時期になってきたが、本人は今更ながら「ヒロアカ」を観ている。
※全話、観る気でいるらしい。笑
以前の記事にも書いたが、三者面談では担任の先生から「法学部を目指してみてはどうか」と言われている。
よろしければ👇

確かに次男は国語や社会が得意であるが、一方で、英語や数学はそれほど得意ではない。
「無理して上の学部を目指さなくてもなぁ〜」と私たち夫婦。
そこで、法学部に進んだ場合、いったいいくらかかるのかを、一応調べてみた。
法学部に4年間通うと…
次男が候補にしている大学の法学部は、授業料などを含めて年間約120万円。
さらに自宅から大学までの交通費が、定期代だけで月約7万円ほどかかる。
年間10か月通うとして約70万円。
つまり、
120万円+70万円=年間約190万円。
4年間なら約760万円である。
入学金やパソコンなどの初期費用まで考えると、ざっくり800万円から850万円くらいになるのではないかと思っている。
これは、なかなかの金額である。
近くの学部なら…
ところがこの大学、なんと自宅から自転車で通える範囲にある学部も存在する。
こちらは年間の学費が約130万円。
法学部より年間10万円高い。
しかし交通費はゼロ円。
4年間で考えると、交通費だけで約280万円の差になる。
学費の差は4年間で40万円。
つまり単純計算では、近くの学部を選ぶことで約240万円ほど負担が軽くなる。
しかも、自転車で通える。
片道2時間以上かけて通学するのと、自宅から自転車で通えるのでは、大学生活そのものがかなり違ってくる。
勉強する時間も、アルバイトをする時間も、友人と過ごす時間も増える。
ただしこの学部、花形の『法学部』より偏差値では少し「下」なのである。
「無理をしない学部で上位」という考え
「受験で上位校や学部を目指す」私はここに大きな疑念を抱いている。
やりたいことが本当にそこにしかないのであれば良いのだが、大学選考に関して、単純に「少しでも偏差値の高いところへ行けばいい」という考えはいかがなものか?。
例えば、少し上の大学・学部を目指して入学したものの、そこで下位の成績に苦しみ続けるなんて事もよく聞く話だ。
また、学校名を重視するあまり無理をして塾などに通い、大学に入る前から心身ともに疲れてしまう、なんて事も出てくるかもしれない。
私は、ほんの少しランクを下げた大学・学部であっても、そこで上位にいて、実りのある4年間を過ごすことのほうがよほど健全であるのではないかと考える。
この考え方は私自身が『自由』を享受して来たからに他ならないが、果たして読者諸兄はどうみるであろうか。
また、私がこの考えに至る一つの理由として、大学では成績そのものが一つの武器になることを知ったからでもある。
上位にいることで、大学独自の奨学金を狙える可能性も出てくる。※大学によって様々なので、興味があればご自身のお子さんが通う大学のHPなどでご確認いただきたい。
次男が候補にしている大学にも、成績上位者を対象にした奨学金制度がある。
学部によって条件は違うが、例えば上位10%程度で、GPA3.5以上などの条件を満たした学生を対象(ここから選考されていくのだが…)に、年間45万円の給付がある。
月に換算すれば約3万7500円。
4年間なら180万円である。
もちろん、これは「必ずもらえる」という話ではない。
しかし、大学で上位を目指すことによって、こうした制度を利用できる可能性が生まれる。
そう考えると、大学選びは偏差値だけではない。
「どこに入るか」だけではなく、「そこで自分がどの位置にいるか」も大切なのだと思う。
有名大学で冠をいただく事も大事ではあると思うのだが、使える制度を使い、自身のスキルを上げ、自由な時間を楽しむ能力を育む事もまた、大人への良いステップなのではないか、とも思う。
勉強すらも稼ぐ力
私は子どもたちに、アルバイトだけがお金を稼ぐ方法ではないということを伝えたい。
アルバイトなら、働いた時間に対してお金をもらう。
これはもちろん大切な経験であるし、絶対にやっておいたほうが良い体験だ。
しかし、せっかくやらなければいけない勉強があり、それを頑張ることで成績が上がり、奨学金を得られるのであれば、それも一つの「稼ぐ力」ではないかと思う。
また、大学独自の奨学金だけでなく、日本学生支援機構(JASSO)などにも給付型の制度がある。
ただし、それぞれ条件が違うので、早いうちから調べておくことが大切である。
日本学生支援機構の制度でも、給付型奨学金や授業料・入学金の減免制度がある。。
- 日本学生支援機構(JASSO)「給付奨学金(返済不要)」
- JASSO「進学前(予約採用)の給付奨学金の学力基準」
- JASSO「進学後(在学採用)の給付奨学金の学力基準」
- JASSO「給付奨学金の適格認定(学業等)」
最後に決めるのはもちろん次男
もちろん最終的に、どの学部へ行くのかを決めるのは次男である。
親が「こっちのほうが得だから」と決めることでは、全くない。
私はできるだけ情報を集めて、数字を出して、こういう選択肢もあるぞと伝えるだけ。
その中からでも、外からでも本人が選べばいい。
法学部に行って、4年間しっかり勉強するのもいい。
近くの学部に進んで、上位を目指し、奨学金を狙うのもいい。
そして浮いた時間やお金を、勉強や他のアルバイト、友人との時間に使うのもいい。
大学生活は4年間ある。
だからこそ「大学の名前」だけではなく、その4年間をどう過ごすかまで考えて選んでほしいと思っている。
自由=お金 残念ながら『現実』
私は以前から、自由に生きるためには、ある程度のお金が必要だと思っている。
だからといって、お金だけが「全てではない」事も知っている。
せっかくの大学生活である。
遊ぶことも大切だし、友人と過ごすことも大切。
ただ、少し知恵を使えば、同じ4年間でも経済的な負担を減らしたり、逆にお金を得たりする方法がある。
私はそういう「調べることで制度を利用できる」という事を、子どもたちに伝えておきたいのである。※取れる取れないは別の話ね…。
さて、大学が決まるまで、あと1年ほど。
次男はどんな道を選ぶのだろうか。
親としては、口を出しすぎず、しかし情報だけはしっかり集めておこうと思っている。
そして最後に次男へ一言。
「父さんは、勉強しろとはあまり言わない。でも一人暮らしはいつでもできるよう、母さんの手伝いはやっておけよ」と。
お金よりも困るのは、何もできない『男の子』が一人、社会に放り出された時の生活である。
私の周りにも、なんとなんと多いことか…。