最近、我が家の洗面所が妙に賑やかである。
歯を磨こうと洗面台に立ち、いつものように鏡の裏を開ける。
すると、見慣れないものが次から次へと出てきた。
化粧水、洗顔フォーム、ニキビがどうとか書いてあるもの、小さなボトルに横文字が並んだもの……。
「なんだ、これは?」
一つずつ取り出してみる。
そして妻に聞いてみた。
「これ、誰のだ?」
妻はほとんど化粧をしない。
そもそも私としては、化粧をしていない妻のほうが好きなのである。
……と、ここは話がそれるので、この辺にしておこう。笑
よくよく聞いてみると、どうやら犯人は最近17歳になった次男だった。
どうやらニキビなどを気にして、洗顔やら何やらに目覚めたらしい。
いや、親父から見ると十分きれいな肌をしている。
「俺たちの学生時代なんて、もっとひどかったぞ」
と思うのだが、本人にとっては大問題なのだろう。
そして美容は肌だけではない。
髪の毛についても、
「ツーブロックがどうだ」
「横と後ろをもう少しこうしたい」
「ミディアムはこのくらいの長さがいい」
など、まあ詳しい詳しい。
さらには髪の毛を上に持ち上げて、ヘアバンドまでして寝ている。
おー、そこまでやるのか……。
17歳というのは、いろいろ忙しいらしい。笑
このくらい学業にも精を出していただけたのなら、親としても安心なのだが…。
それと、父親として一つだけ気になることがある。
「一体、あのお金はどこから湧いてくるんだ?」
洗顔用品が数百円。
ヘアワックスだって1,000円くらいするものもある。
シャンプーやリンスも、それなりの値段がする。
しかも美容院にも月に1回、場合によっては2回行っている。
なのに、アルバイトをしている様子はない。
私は考えた。
「……さては、妻の実家のばあちゃんと叔父さんから巻き上げてきた小遣いだな」
まあ、たぶんそんなところだろう。笑
お金の使い方については、基本的に本人に任せているので、自分で考えて使っているのなら、それはそれでいい。
ただし、洗面所があふれ返るほどのボトル類だけは、なんとかしてほしい。

昭和世代の高校生との対比
それにしても、最近の中高生は肌がきれいだ。
私たちの学生時代は、ニキビに悩んでいる人が本当に多かった。
妻も、昔はそれで悩んだ時期があったという。
ところが今の子たちを見ると、肌がツルツル。
しかも手足が長くて、スタイルまでいい。
「一体、何が変わったんだ?」
食生活か?美容用品か?医療か?何が進歩したんだ?。
まさか『AI』が人間の肌にまで影響を及ぼしてきているのか。
そんな、わけの分からない妄想を、一人でしながら若者を眺めている。
いやはや、昭和のおっさんは参ってしまう。
肌はツルツル。
足は長い。
スタイルもいい。
そのうえ美容にも詳しい。
「俺たちの時代じゃなくてよかった……」
と思う反面、今の子たちがちょっと羨ましくもある。笑
先日、次男坊が見てた👇
こんな感じでやるんだ…。ある意味すごい。
石鹸一個で生きている男たちの話
そんな次男とは対照的なのが、私と長男である。
私たちは昔から坊主。
といっても、野球部のクリンクリンの坊主ではない。
プロのラグビー選手みたいな、あんな感じの坊主である。(どんな感じだよ…)
だから、私と長男に必要なものは、極端に少ない。
洗顔も、シャンプーも、ボディーソープも……
石鹸一個。
これで全部いけるし、一個が1ヶ月くらい保つ。
髪の毛も自分で器用に切る。
私も長男も自前のバリカンを持っているので、美容院や床屋に行く必要もない。
3,000円くらいのバリカンを一つ買えば、しばらく(5年くらい)使える。
最近買い替えたので、今は👆これを使っている。(長男にも買って送ってやった)
それに対して次男は、月に1~2回美容院へ行き、1回5,000円ほど。
さらにシャンプーが1.500円。
リンスも1.500円。
これがお気に入りだそうだ😅風呂場に並べておいてある…。
洗顔や化粧水、ワックスなどもある。

同じ家に住んでいる「男」なのに、このコスト差はいったい何なんだ。笑
ちなみに妻については、女性であり髪が命でもあるので……
ここだけは家庭平和のため、金額の話はしないでおこう。
17歳、今を生きる
考えてみれば、私たちの世代とは美容に対する考え方そのものが違う。
昔は男が化粧水だの美容液だのと言えば、ちょっと特別な人という感じだったし、そもそも私の周りにはいなかった。
今では男子高校生が普通に美容を気にする。
時代は変わったんだなぁ、と実感。
最初は「そんなにいろいろ必要か?」と思っていた私だが、最近は洗面所に並ぶボトルを見ると、少し笑ってしまう。
17歳。(尾崎豊しか出てこん…笑)
自分の顔や髪が気になったり、少しでも格好よくなりたいと思ったりする。
そういう時期なのだろう、昔はくわえタバコにロックンロール、バイクにケンカなどだったが、ね。笑
私たち親からすれば、つい「そんなものに金を使って……」と思ってしまうが、それも含めて本人の人生である。
そして何十年か経ったとき、本人もきっと思うのだろう。
「高校生の頃、俺、めちゃくちゃ美容にハマってたな」と。
その頃には、今の私のように笑いながら思い出し、自分の子どもなどに話すのかもしれない。
美容に目覚め、格好よくなりたいのも結構。
好きなだけやればいい。
ただオヤジから一つだけお願いがある。
洗面所の鏡の裏を、もう少しだけ片付けてくれ。
石鹸一個で生きている親父には、あの小さなボトル軍団がペーパーマリオのキノピオたちに見えて仕方がない。笑

👆長男&私の愛用石鹸。一個約150円!笑。