【Momose MC2-STD/R レビュー】|アッシュ×ローズウッドの国産ハンドメイド・ストラトを所有してみた

ギターにまつわる.etc

Momose MC2-STD/R

ギター好きなら、一度は「Momose(モモセ)」という名前を聞いたことがあるのではないか。

今回紹介するのは、私が所有している Momose Custom Craft Guitars MC2-STD/R

いわゆるストラトタイプのギター。

しかし、実際に細部を見ていくと、一般的なストラトとはかなり違う。

アッシュ2Pボディ、メイプルネック、ローズウッド指板。

そしてMomoseオリジナルのVS-1ピックアップ。

さらに、ジョイントプレートの落とし込み加工、ウッドバインディング、独自形状のヘッドストックなど、細かな部分にまで「Momoseらしさ」が詰め込まれている逸品だ。

今回紹介する個体は、

S/N:21079
重量:約3.32kg

という一本。

しかも、このMC2-STD/Rは現在では生産終了。

2026年2月のMomoseリニューアルによって、後継モデルの「MC2/R」が登場している。

つまり、私が所有しているMC2-STD/Rは、今となっては「旧仕様のMomose」ということになる。

※追記ではあるが、このギター、先の『HONDAモンキースペンサーカラー』を売却し、得た金額が充てられている。おいおい、125モンキーは?と思った読者諸兄には、またご報告せねばなるまい。今はひとまず「momose」だ。


Momoseを探すなら、まずは楽器店をチェック

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Momose MC2-STD/Rとは?

Momose Custom Craft Guitarsは、長野県松本市に拠点を置くディバイザーが展開するギターブランド。

その中において「MC」は、伝統的なSTスタイルをベースに、Momose独自の考え方でブラッシュアップしたオリジナルモデルだ。

製作は飛鳥工場の職人によって、木工から塗装、組み込みまで一本一本手作業で仕上げられていることは有名。

そして、これこそがMomoseの魅力。

※私は長男と共にディバイザーさんを尋ねたことがあったが、なんとお休みの日であった。(調べてから行けよ…)

「ストラトタイプのギター」ではあるが、これは単純にヴィンテージギターをコピーしたものではない。

昔ながらの良さを随所に残しながら、現代のプレイヤーが弾きやすいように細部を変更している。

このバランスが非常に面白く、優秀なギターであることは弾いてみると本当に良くわかる。


アッシュボディ×ローズウッド

MC2-STD/Rの大きな特徴が、

アッシュボディ+ローズウッド指板

という組み合わせ。

ボディはアッシュ2P。

ネックはメイプル。

指板にはインディアン・ローズウッドが使用されている。

ストラトタイプのギターとしては非常に魅力的な組み合わせで、往年のファンにはたまらない組み合わせ、でもある。

特にアッシュボディは、木目が一本一本違う。

私のMC2-STD/Rも、ナチュラルカラーだからこそアッシュの木目がそのまま見えていて、楽器というより「木工製品」として眺めても、楽しめる一本となっている。

個体が数本ある中で、特に木目にはこだわった。

このシリアルNo,のものをゲットしたかったので、お店には無理を言ったが、購入することができて本当に良かった。

Momoseが大切にしているのは、単に高級な木材を使うことだけではなく、それぞれの木材の個性に合わせた加工を行い、その材が持っている最高の鳴りを引き出す、という考え方。

このあたりは、量産ギターとは違ったMomoseならではの魅力なんだと思う。


3.32kg、最高のバランス

私の個体の重量は約3.32kg。

エレキギターとしてはかなり扱いやすい重量だ。

もちろんギターは重量だけで良し悪しを判断するものではない。

しかし、肩から掛けて弾くことを考えると、3kg台前半というのは嬉しい。

しかもアッシュボディ。

アッシュというと「重い」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、実際には木材そのものの個体差が大きく、同じモデルでも重量は変わる。

だからこそ、一本一本違う。


Momose 独自のボディ形状

このギターのホーン部分。

MCシリーズでは、トラディショナルなSTタイプと比較して、高音弦側のホーン部の抉りが大きく取られている。

これによってハイポジションへのアクセスがしやすくリードにはかなり有効。

ストラトタイプは基本的にハイフレットまで弾きやすいギターだが、Momoseはさらにその部分を追求している。

見た目のためだけではなく、「弾く」という部分にきちんとこだわりを持って作られていることがわかる。


ジョイントプレート部分

とても良い意味でMomoseらしさを感じるのが、この部分。

通常のボルトオン方式を採用しながら、ジョイントプレート部分をボディに落とし込む加工がなされている。

ネックジョイント部分の厚みを軽減しているのだ。

伝統的なプレートジョイントによるサウンド特性を残しつつ、演奏性を高める。

「ヴィンテージをそのままコピーするのではなく、現代的にアップデート」

MCシリーズのコンセプトを見た気がする。


指板ウッドバインディング

さらにもう一つ、Momoseのこだわりが見えるのが指板サイド。

指板と同じ材を使ったウッドバインディングが施されているのだ。

よくよく見ないと、バインディングが施されているなんてわからない。

で、これによって指板サイドが滑らかになるだけでなく、フレット端の処理にもメリットがある。

ギターは長く使っていると、季節による木材の収縮などによって、フレットの端が気になることがあるのだが、こうした細かな部分でさえ、職人気質を存分に発揮してプレイヤーに寄り添っている。

流石だぜ、momose。


Momose VS-1ピックアップ

搭載されているピックアップは、

Momose VS-1

1Vol、2Tone、5Wayセレクターという、ストラトタイプとして非常にオーソドックスなコントロール。

ミックスポジションも、やはり気持ち良い。

シングルコイルらしい歯切れの良さを持ちながら、現代の音楽にも対応できるようにチューニングされたMomoseオリジナルピックアップ。粘り気も持ち合わせつつ、何とも気持ちの良いクランチを聞かせてくれる。

フロント、センター、リア。

そしてミックスポジション。

「5つの音」を楽しめる。

ストラトタイプはこうでないと。


【動画】Momose MC2-STD/Rのサウンドを聴いてみる

実際の音が気になる方には、文章よりも動画を見てもらった方が早いだろう。

ボディ材がアルダー、カラーが3Tサンバーストを除けば、大体一緒。参考までに。

私が弾くより、YouTuberの方のほうが良いかと。

全く同じギターが見当たらないので、ご了承いただきたい。


スペック表

項目仕様
ModelMomose MC2-STD/R
BodyAsh 2P
NeckMaple
FingerboardIndian Rosewood
NutOiled Bone
BridgeGOTOH GE108TS
MachineheadsGOTOH SD91-05M MG
FretJESCAR FW9662-NS
PickupsMomose VS-1
Controls1Vol / 2Tone / 5Way
Scale648mm(25.5inch)
Nut Width42.0mm
Radius210R
FinishTop Lacquer or Oil-Finish
StringsElixir NANOWEB Light .010-.046
Weight約3.32kg
S/N21079

MC2-STD/R「生産終了」

これからMomoseを購入しようとしている方には重要情報。

私が持っているMC2-STD/Rは、現在メーカーサイトで「生産終了」となっている。

2026年2月のMomoseブランドのリニューアルによって、後継モデルとして「MC2/R」が登場。

新しいMC2/Rも、

  • アッシュ2P
  • メイプルネック
  • インディアン・ローズウッド指板
  • 648mmスケール
  • 42mmナット幅
  • GOTOH GE108TS

など、基本的な方向性は受け継がれている。

一方で、ピックアップは従来のVS-1から新開発の「Awake」に変更。

指板Rも従来の210Rから310Rへ変更されるなど、かなり現代的な仕様になっている。

つまり、

MC2-STD/R=旧仕様

MC2/R=2026年以降の新仕様

ということ。


新型MC2/R or 旧型MC2-STD/R

さあ、どうであろう。

新しいMC2/Rには、現代的な演奏性を意識した310R指板や新開発Awakeピックアップなどが採用されている。一方、旧型MC2-STD/Rには210R指板とVS-1ピックアップ。

どちらも捨てがたい。

「昔ながらのMomoseらしい仕様」

「新しいMomoseの進化した仕様」

という選択に尽きるのか。

私は、すでにMC2-STD/Rを所有しているので、この旧仕様が大好きだ!としておこう。

ギターというのは不思議なもので、モデルチェンジしたからといって旧モデルの価値がなくなるわけではない。むしろ「もう新品では作られていない」ということで、そのギターの個性が光ることもある。


周辺機材

ギター本体はもちろんだが、周辺機材は如何であろうか。

私がギターライフの中で使用しているものを、少しだけ紹介しておこう。


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●ギターケース/PROTECT CASE EG

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●シールド/Instrument Cables SL 10′ Tweed

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●弦/Fender 3250R Super Bullet 

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●ギターストラップ/[Moody] Leather Guitar Strap

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●メンテナンス用品/FREEDOMレモンオイル SP-P-11

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と、まあこんな感じのものを使用しているが、長く使うもの、気に入ったものはずっと使い続けている感じ。

ストラップなどはそのほかにもたくさんあるが、今は[Moody] が良い。

レモンオイルは欠かせない(本当に素晴らしい)し、いつもストックが2〜3本ほどはある。

ケースもちょこっとのお出かけに連れていくなら、セミハードが使いやすい。大人はハードケース!と思っているので、当然ハードも持っているのだが、ケーブルやストラップなどを収納することも含めて考えるとかなり秀逸。”一家に一つ”であろう。

我が家はルンバが生息しているので、ギターは全て壁掛け。一軒家の強みを活かしている。

弦もシールドも「フェンダー」の安心感はハンパではない。

おっと、忘れていた。

●ピック/Classic Picks Medium

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今までに何枚のピックを使ってきたのだろう…。私はこれ一択。


Momose MC2-STD/Rの魅力

Momose MC2-STD/Rを改めて見てみると、非常にバランスの良いギターだということが分かる。その腕に抱いてみるとさらに、だ。

ヴィンテージストラトの雰囲気を残している。

しかし、単なるコピーではない。

ハイポジションの演奏性を考えたボディ形状。

ジョイントプレートの、憎いまでの落とし込み。

ウッドバインディング。

個性的なヘッドストック。

こうした細かな部分を、ヴィンテージをプロファイルし、さらに現代に適したプレイアビリティを兼ね備えオリジナリティを演出。最高のギターを製作してくれている。

これがMomoseの職人魂だと、改めて思う。

とにかく、弾きやすい。

生音も、アンプを通した時も、ずっと抱えていたいギターである。

本当に迎え入れてよかったと思う。


まとめ|「Made in Japan」

ギターは私の人生、それにはいろいろな選択肢がある。

Fenderの本家ストラトを選ぶ人。※当然私も持っている/1。

ヴィンテージを選ぶ人。※当然私も持っている/2。

海外ブランドの高級ギターを選ぶ人。※当然私も持っている/3。

その上で、日本製のハンドメイドギターを選ぶ。※変態の領域だ!

Momose MC2-STD/Rは、そんな人(どんな人?)にも非常に面白い選択肢だと信じてやまない。

そして私が所有するこの一本は、今となっては生産終了となったMC2-STD/R。

重量は約3.32kg。

アッシュ2Pボディにローズウッド指板。

Momose VS-1ピックアップ。

2026年からは後継モデルのMC2/Rへと進化したが、旧モデルには旧モデルの良さがある。

このギターは手元に置いて、時間の経過とともにどう変化していくのかを楽しんで行こう。

弾いて、眺めて、時間を重ねる。

私と過ごした時間そのものが、私のギターの価値になっていく。

Got the Feeling



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