「会社を辞めたら、iDeCoってどうなるんだ?」
54歳でサイドFIREして半年ちょっと。
毎月コツコツとiDeCoに1万円を積み立ててきた。
「老後のためのお小遣い」と思って始めたiDeCoだったが、会社を閉めたことで、思わぬところから問題が浮上した。
そう。
国民年金である。
現在、私は国民年金の保険料を免除申請した。
顧問だった社会保険労務士の先生から、60歳までの残りの年数で支払う年金額と、受け取る年金額、ほとんど変化なし。さらに私は収入がほとんどない。免除申請する要素はふんだんにある。
ただ、調べてみると、
国民年金保険料の免除を受けている場合、原則としてiDeCoの加入資格がなくなる。
つまり、
「今まで通り毎月1万円をiDeCoに入れていればいい」
というわけではないらしい。
人生、会社を閉めると、まさかのところから「待った」がかかる。
今回は、そのあたりを自分自身の備忘録も兼ねて、リアルタイムで記録してみたいと思う。
私のiDeCo、今いくら?
まず現在の状況を整理してみる。
私が加入しているiDeCo、
毎月の掛金は、
1万円。
金額だけを見ると「そんなに大したことない」と思うかもしれない。
ところが、久しぶりにiDeCoの口座を確認してみて、ちょっと驚いた。
現在の掛金累計は、
615,880円。
ところが、現在の資産残高を見ると、
1,013,089円。
なんと100万円を超えている。
そして、
投資評価損益は+397,209円。
つまり、約61.6万円を積み立ててきたものが、現在約101.3万円になっている。
これは素直にうれしい。
「毎月1万円なんて小さい金額だな」
と思いながら続けてきたものが、時間をかけることでしっかり育っていた。
ちなみにここまで『約6年』掛けている。
投資というのは、本当に「時間」が大事なのだと思う。
ちなみに現在の運用商品は、
「りそなTYF2060」
ターゲットイヤー型の商品で、老後に向かって運用を行っている。
そして、りそなのシミュレーションでは、
60歳時点の受取予想額が約219万円。
「おお、219万円か!」
と思った。
しかし、ここで一つ問題が出てきた。
仕事を辞めた私は、iDeCoを続けられるのか?
会社を経営しているときは、厚生年金に加入していた。
ところが退職。
現在は社長ではない。
さらに、国民年金については免除申請を出している。※まだ決定は降っていない。
ここでiDeCoの制度を調べてみると、かなり重要なことが分かった。
りそなの公式サイトには、
国民年金保険料の申請免除者は、iDeCoの加入資格がない
とはっきり書かれている。
つまり、私の場合、
「仕事、辞めました。でも今まで通りiDeCoに毎月1万円入れたい」
とは、簡単にはいかない。
りそなの公式案内でも、国民年金保険料の全額または一部が免除された場合、iDeCoの加入資格を喪失し、新たな掛金を拠出できなくなると説明されている。
これは困った。
いや、正確に言えば、
「困った」というより、「どうなるの?」である。
投資を始めるときは簡単だった。
毎月1万円。
銀行口座から自動的に引き落とされる。
あとは忘れておけばいい。
ところが仕事を辞めた途端、
「あなた、国民年金どうしてます?」
「免除申請中です」
「ではiDeCoは……」
という話になる。
人生、仕事を辞めると、投資まで面談を求めてくる。
iDeCoが停止されても、101万円が消えるわけではない
ここは非常に重要だった。
もし国民年金の免除によってiDeCoの掛金が停止されても、
現在の101万3,089円が没収されるわけではない。
ここは一安心。
掛金を新たに拠出できなくなった場合でも、「運用指図者」として、これまで積み立ててきた資産の運用を続けることができる。
つまり、
現在
iDeCo資産
1,013,089円
↓
国民年金免除
↓
掛金1万円は停止
↓
でも101万円はiDeCoの中に残る
↓
そのまま運用を継続
ということになる。
りそな銀行「iDeCo個人型年金の記録について(掛金停止)」
これは大きい。
「iDeCoが止まる」と聞くと、口座そのものが止まって、お金まで動かなくなるようなイメージを持ってしまう。
実際にはそうではない。
新しいお金を入れられなくなるだけで、これまでの資産は運用できる。
ここは覚えておきたい。
では、60歳でいくらになる?
ここからが投資を楽しんでいる人にはたまらないところ。
現在54歳。
60歳まで、およそ6年間ある。
現在のiDeCo残高は、
1,013,089円。
もし今後、掛金がゼロになったとしても、この101万円を運用し続けることはできる。
仮に今後の運用利回りを一定とすると、ざっくり、
| 想定利回り | 60歳時点の予想 |
|---|---|
| 0% | 約101万円 |
| 3% | 約121万円 |
| 5% | 約136万円 |
| 7% | 約152万円 |
| 10% | 約179万円 |
となる。
もちろん、これはあくまで計算上のシミュレーション。
投資に「絶対」はない。
5%になる年もあれば、マイナスになる年もある。
むしろS&P500などの株式市場なら、途中で大きな下落があっても不思議ではない。
だから、
「60歳で136万円になる!」
と考えるのではなく、
「年5%で運用できたと仮定すると約136万円」
くらいに考えておく。
りそなの「60歳で219万円」はどういう計算なのか?
ここも気になった。
りそなのシミュレーションでは、私の60歳時点の受取予想額は、
約219万円。
ところが、現在101万円しかない。
どうして219万円になるのか?
答えは簡単。
これからも毎月1万円を積み立てる前提だからだ。
54歳から60歳まで約6年間。
毎月1万円なら、
1万円×12か月×6年=72万円。
現在の約101万円に72万円を加えると、
約173万円。
そこに運用益が加われば、219万円程度になる。
実際、現在の101万3,089円に毎月1万円を追加し、仮に年5%程度で運用できたとすると、60歳時点ではおおむね220万円前後になる。
つまり、
「60歳で219万円」という数字は、今後も毎月1万円を拠出できることが前提になっている可能性が高い。
ここが今回の最大のポイントだった。
では、iDeCoに入れられなくなった1万円をどうする?
ここで私は考えた。
「毎月1万円を使わなくなったから、財布に戻してしまおう」
……というのも、もちろん一つの方法。
しかし、これまで毎月1万円を「老後のお小遣い」として積み立ててきた。
ならば、
その1万円を別の投資に回せばいいのではないか?
そう考え始めた。
候補として考えているのが、
S&P500。
S&P500に連動するインデックスファンドで、長期の資産形成を考えるうえでは非常にシンプルな商品だ。
もちろん、S&P500だって万能ではない。
値下がりすることもある。
むしろ株式市場なので、普通に下がる。
「今日から積み立てたら、明日から毎日上がる」
なんてことは絶対にない。
そんな投資商品があったら、みんなやるだろう。
iDeCoが止まっても「積立そのもの」を止めない
今回のことを調べていて、少し考え方が変わった。
今まで、
iDeCo=老後のお小遣い
と思っていた。
でも、本当は、
「毎月1万円を長期間投資する」
こと、そのものが大事だったのかもしれない。
iDeCoに入れられなくなったとしても、
毎月1万円をS&P500などに積み立てることはできる。
もちろん、iDeCoには掛金の所得控除という大きなメリットがあるので、単純に「iDeCoと投資信託は同じ」とは言えない。
しかし、現在の私のように国民年金が免除されて方向に動いていて、iDeCoへの拠出ができなくなるなら、
「その1万円を別の場所で働かせる」
という発想は悪くない。
54歳から60歳まで、月1万円をS&P500に積み立てたら?
仮に54歳から60歳まで、毎月1万円を積み立てた場合。
元本は、
72万円。
これを仮に運用できた場合、
| 想定利回り | 60歳時点の概算 |
| 0% | 約72万円 |
| 3% | 約79万円 |
| 5% | 約84万円 |
| 7% | 約89万円 |
となる。
例えば、
iDeCoを掛金なしで年5%運用 → 約136万円
そこに、
S&P500を月1万円、年5%で積立 → 約84万円
とすると、
約220万円。
ありゃ?
何か見覚えのある数字。
そう。
りそなの219万円とほぼ同じ。
もちろんこれは単純なシミュレーションであり、実際の運用結果を保証するものではない。
それでも面白い。
「iDeCoに毎月1万円を入れられなくなったから終わり」
ではない。
iDeCoの中にあるお金はそのまま育て、新しく積み立てる1万円は別の場所で育てる。
そんな方法もある。
ただし、私は「NISA」を先に考えたい
ここは忘れてはいけない。
私はすでに新NISAでも投資をしている。
だから、もしNISAの投資枠にまだ余裕があるのであれば、
課税口座でS&P500を買うより、NISAで買う方が有利。
NISAなら運用益が非課税になるからだ。
私の場合は、
iDeCo
→ 60歳以降の老後お小遣い
NISA
→ 自由度の高い長期資産
という役割分担を考えている。
サイドFIREしている身としては、いつでも売却できるNISAの資産もかなり重要だ。
「老後のためのお金」と「今後の人生を歩んで行くためのお金」。
この二つは、似ているようで全然違う。
そして明日、りそなに電話してみる
ここまで調べて、かなり状況は見えてきた。
しかし、ネットで調べただけでは自分のケースが確定したわけではない。
そこで、
明日、りそなに電話する。
聞くことはシンプル。
「会社を閉鎖しました。現在、国民年金保険料を免除申請しています。iDeCoを毎月1万円拠出していますが、今後はどうなりますか?」
そして、
「掛金が停止された場合、現在の資産約101万円はどうなりますか?」
さらに、
「60歳まで運用だけを続けることはできますか?」
この3点を確認する。
もし掛金停止になるなら、
「国民年金の免除が終了して納付を再開した場合、iDeCoの掛金も再開できますか?」
これも聞いてみる。
私のiDeCo問題、まだ結論は出ていない
今回の記事は、あくまでもPart 1。
現時点では、
- 54歳
- 仕事を辞めた
- 国民年金は免除申請
- iDeCo掛金は月1万円
- 掛金累計615,880円
- 現在の資産残高1,013,089円
- 評価益397,209円
- 運用商品はりそなTYF2060
- 60歳時点のシミュレーションは約219万円
という状態。
そして、国民年金保険料の免除申請が通った場合、iDeCoの新たな掛金拠出はできなくなり、運用指図者として現在の資産を運用することになる可能性が高い。
しかし、
「可能性が高い」と「実際にどうなるか」は別問題。
だから明日、りそなに聞いてみる。
そして、その結果をこのブログで報告したいと思う。
54歳、サイドFIRE。
会社を閉めた。
確かに自由になった。
朝6時に起きて、夫婦でコーヒーを飲み、犬の散歩をして、ブログを書いて。
仕事の内容も時間も、自分で決める。
「仕事から逃げ切る」ではなく、「お金と人生を自分で管理する」
そんな毎日が楽しい。
そして54歳の私は、現在その日常の真っ最中。
さて、明日の電話でどうなるのか。
「iDeCo、止まります」
と言われるのか。
それとも別の方法があるのか。
そして、止まるなら、その月1万円を本当にS&P500へ回すのか。
次回、
「りそなに電話してみた。54歳・国民年金免除の私のiDeCoはどうなった?」
へ続く。
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参考にした公式情報
りそな銀行「iDeCo個人型年金の記録について(掛金停止)」
次回予告
【Part 2】りそなに電話してみた!54歳・国民年金免除でiDeCoは本当に止まる?101万円の資産はどうなる?
実際に電話して確認した内容を、そのまま記事にしていく予定。
「月1万円のiDeCoが止まったら、その1万円はどこへ行く?」
答えは、意外とシンプルかもしれない。
また、私はりそなでiDeCoをはじめてみたが、正直どこで作っても大丈夫。私は昔からの縁もあり、信用金庫で口座を開いたが、手数料などの経費を考えると証券会社で開設するのも良いと思う。
とにかく一度、お話を聞いてみるのも悪くはない👍
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